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Posted by 滋賀咲くブログ at

2015年01月31日

呑み鉄plus/札幌発大阪行 8002レ寝台特急「トワイライトEXPRESS」⑥

寝台特急トワイライトEXP26


 薄暗くなったというかかなり暗くなったTwilight Timeを函館湾に沿って、青函隧道に向かって進む。ここまでレールを刻む音と車窓が楽しみの中心であったが、そろそろ車内の設備での楽しみに切り替えることにする。
 呑鉄朗の部屋には、オーディオとTVが設置されている。天井に備えつけられている埋め込みスピーカーは、名門BOSE社製である。オーディオは4チャンネルあり。クラシックからジャズ、邦楽まで好みで選択出来る。
 近年、スマホの台頭で自由に好きな音楽が持ち歩けるようになり、新幹線のオーディオサービスはすでに取りやめられている。このようなサービスも風前の灯となってしまった。
呑鉄朗は、こういったサービスを受けたいがためにいつもイヤホンを持ち歩いていた。昼行特急列車でのサービスは、他の乗客の迷惑にならないようイヤホンでしか聴けなかった。
この列車では、Bコンパートメント以外の個室では、イヤホンでなくスピーカーで楽しむことが出来る。
いろんなチャンネルを楽しんでいるとアナウンスがあり、まもなく青函隧道への予告がある。いよいよ北海道ともお別れとなる。
アナウンス終了後しばらくして、列車は青函隧道に進入する。これから40分程度のトンネル内の走行である。まずトンネルに進入すると下り続ける。
 青函隧道内には、吉岡海底駅と竜飛海底駅の2駅があるが、現在は営業を停止しており下車・見学をすることは出来なくなってしまった。
一番深いところまで進むと、トンネル内には青い縦ランプが数個続く。これがサインである。ここを通過すると今度は上り続けることになる。
部屋にも響く走行音が終わると青森県側の地上に出る。もう車窓は真っ暗でトンネル内と変わらない、時刻は20時30分を過ぎている。
豚丼


そろそろ夕食にすることにする。今夜もパブタイムに食堂車へ行くので、事前に買い込んだ駅弁を食べる。駅弁は、北海道産豚肉を使った「豚丼」と車内販売で求めたサッポロビールもある。オーディオから流れるBGMからTVの映画放映に切り替える。
今夜は、「体脂肪計タニタの社員食堂」が放映されている。
いささかカロリーオーバーを繰り返してきた呑鉄朗には、厳しい映画であるがついつい見てしまう。美味しい豚丼にビールがすすむ、また札幌以降のアルコール量も相当である。
(食堂車グランシャリオ スシ24-3 )
食堂車グランシャリオ⑥


21時を少し過ぎたころ、「パブタイム」開始のアナウンスを告げる。となり3号車の食堂車「Diner Pleiades(ダイナー・プレヤデス)」に向かう。スタッフ(orチーフ)がすぐ席を用意してくれる。
食堂車の構造上、1号車や2号車側から入ると厨房ではなく、テーブルが並んでいるので、
スタッフから目に付きやすい。またA寝台利用客というのも一目瞭然だ。自然と優先されるように出来ているのは嬉しい。車端の二人掛テーブルに案内された。
食堂車グランシャリオ⑦


どのテーブルにもお一人様はいない、若干寂しい。
「ソーセージ」と「生ビール」をオーダーした。スタッフが撮影をしてくれた。
メニューの飲み物は、豊富に用意されていたがカクテルがなかったように思う。
過去Twilight Expressには「カクテル夕日」「カクテル漁火」オリジナルカクテルが用意されていた。’99年春に流氷を見に北海道に出かけたときに運よくTwilight Express札幌行きのチケットが確保出来、パブタイムを楽しんだ際「カクテル漁火」がたいへん気に入り、無理を言ってスタッフにレシピを教えてもらったことがある。いただいたメモによれば、スパークリングワインとバイオレットフィズと記してある。
今夜の飲み物は、生ビールのみを楽しみ席をあとにした。
(画像がない!ピンチ*ごめんなさい)
食堂車グランシャリオ⑧



  


Posted by 呑鉄朗 at 11:51男の休日2014北海道

2015年01月30日

呑み鉄plus/札幌発大阪行 8002レ寝台特急「トワイライトEXPRESS」⑤

寝台特急トワイライトEXP牽引機


 車内に戻り、列車は洞爺を発つ長万部で室蘭本線と別れを告げて、函館本線へと進む。
陽も傾いてきた、これから大阪行きTwilight Expressで楽しめる車窓でも指折りの駒ケ岳周辺を通過していく。この先、函館本線森~大沼間は、先日乗車の「北斗星」や主力の昼行特急「スーパー北斗」「北斗」が路線距離の短い大沼公園を経由するのに対して、路線距離の長い渡島砂原、通称「砂原線」を経由する。そのため走行距離は、大阪発札幌行きが1,495.7kmに対して札幌発大阪行きは1,502.5kmとなり、7km程長くなる計算だ。
こちらのルートを選択することにより、列車の大半の個室からは駒ヶ岳と夕陽が楽しめる算段になる。一息ついてWineを再び傾ける、進行方向に駒ケ岳が見えるため、お気に入りの一人掛チェアーからソファーベッドに移動し車窓を追いかける。砂原線を進み大沼が近づいてくるころ、夕陽が最も映える時間となった。駒ケ岳のシルエットと夕陽の光が空に広がる、大阪行きのTwilight Timeのひとときである。
寝台特急トワイライトEXP⑱


 
寝台特急トワイライトEXP⑲


寝台特急トワイライトEXP⑳


寝台特急トワイライトEXP21


寝台特急トワイライトEXP22


寝台特急トワイライトEXP23


 列車は、レールを刻みながら函館本線を南下していく。目指すは五稜郭で、この列車は函館を経由しない。五稜郭に近づくと、車窓に建設中の北海道新幹線の橋脚が見えてくる。
まもなく開業する北海道新幹線の新函館駅から車両基地までの間だろうか。
寝台特急トワイライトEXP24


寝台特急トワイライトEXP25


 静かに五稜郭に停車する。客扱いはないので、牽引機関車がディーゼル機関車DD51から青函隧道対応の電気機関車ED79にバトンタッチされる場所である。1回目の機関車交換が行われた。残念ながらホームに出られないので車号を見ることは出来ない。
しばらく停車ののち進行方向が逆となり、電源車方向へ走り始めた。ここから青森まで大阪行きTwilight Expressでは、最後尾の1号車スィートルームから流れ行く線路を眺められる瞬間である。
呑鉄朗の部屋からはどちらに進もうが大きな差はない。(笑)
  


Posted by 呑鉄朗 at 06:34男の休日2014北海道

2015年01月29日

呑み鉄plus/札幌発大阪行 8002レ寝台特急「トワイライトEXPRESS」④

寝台特急トワイライトEXP⑮


 千歳線から室蘭本線へと進み、太平洋から内浦湾が見え始める。しかしそれらは、東側なので個室と反対側の通路から見ることになる。個室の通路側に設けられた小窓からも見ることが出来る。

 流れる車窓にもWineにもとりあえず満足したので、少し車両探検に出てみる。グレードアップされているはずのB寝台コンパートメントが楽しみだ。それは最後尾の電源車から見て前2両、9号車と8号車が該当する。1両あたり8区画32のベッドがあり1区画は4人で2段ベッドである。
 Aロイヤルと同様に茶系が基本でベッドに関しては緑系で纏められていた、配色に関しては、こちらの方が呑鉄朗好みだ。1区画だけ、まだ乗客のいないところがあったので撮影することが出来た。他人の個室は、なかなかゆっくり見学していられないのが難点である。
寝台特急トワイライトEXPBコンパートメント①


寝台特急トワイライトEXPBコンパートメント②


7号車は、二人用B個室(ツイン)が並び、車端にミニロビーが設けられている。
 6号車と5号車はほぼ同様のつくりで、二人用B個室(ツイン)と一人用B個室(シングルツイン)が配置されている。シングルツインの1室が同様であったのでこれも撮影することが出来た。こちらは、茶系統でベッドも茶系で纏められていた。基本は一人用だが補助ベッド利用時には二人用となる。
寝台特急トワイライトEXPBシングルツイン


4号車は、サロンカー「サロンデュノール」。この車両は、乗客なら誰でも利用出来る。つづいて3号車は、食堂車で今夜遅くお世話になる予定だ。
寝台特急トワイライトEXPサロンデュノール


 ひととおり車両探検も終わったので、我が部屋にもどる。
寝台特急トワイライトEXP⑯


寝台特急トワイライトEXP⑰


列車は、有珠山や昭和新山で有名な洞爺湖に近い洞爺(16:33)に停車する。北海道内最後の停車駅だ。札幌を発って164.9km2時間半足らずの時間が経過している。多少の停車時間があるとのことで、ホームに立つ。対向から今では、北海道での主力機関車となったDF200-116に牽引された貨物列車がやってきた。このDF200は、JR九州で大人気となったクルーズトレイン「ななつ星in九州」の牽引機と同系列である。
(ちなみにDF200-7000番台を名乗るが、ななつぼしの車両と同系色で装飾も見事なので別の機関車みたいです。)
DF200-116


洞爺駅


  


Posted by 呑鉄朗 at 06:31男の休日2014北海道

2015年01月28日

呑み鉄plus/札幌発大阪行 8002レ寝台特急「トワイライトEXPRESS」③

 しばらくして、車掌氏の検札を受けた。最初に当個室を利用したことがあるかどうか尋ねられ、かなり前に利用したと答えた。カードキーの使い方、ベッドのセットの仕方などは簡単に説明を受けた、初めての場合は実演しながら念入りに説明するそうだ。
渡されたカードキーは、紙製のものだった、以前利用した時は、プラスチック製だったのを覚えている。
寝台特急トワイライトEXP指定券


*(左)プラスチック製カードキー、(右)紙製カードキー
寝台特急トワイライトEXPカードキー


 今日の予約状況を聞くと満室とのこと、少し前からずっとこのような状態が続いているとのこと「嬉しい悲鳴だが」と車掌氏。最近Twilight Expressの廃止報道もちらほら見かけると告げるとなるほどの反応。実際は、周知があったかも知れないが建前上は、この反応しか仕方が無い。
 さて列車は、札幌を発ったあと北海道内では、南千歳(14:39)、苫小牧(15:00)、登別(15:31)、東室蘭(15:49)、洞爺(16:33)に停車する。ワインを飲みながら車窓を楽しむ。
 大沼で駒ケ岳を望めるあたりがTwilight Timeになるハズだ。
 個室の楽しみは、開放寝台のような他の乗客(旅人)とのコミュニケーションについては劣るが、誰に気兼ねすることなくノンビリ出来る点とセキュリティの点では優位に立つ。
感覚的には、2m×3mの6㎡程度のスペースがあるので十分で、また備え付けの小テーブルとチェアーがあれば、車窓を見ながらゆっくりWineを楽しむことが出来る。
もちろん大型のソファーベッドもあるのだが、小テーブルとチェアーが気に入っている。
寝台特急トワイライトEXP⑬


 いつの頃からか、夜行列車で旅に出る時は、Wineとグラスを持参して車窓を眺めながら楽しむ習慣がついてしまった。
これまで「さくら」「富士」「はやぶさ」「あさかぜ」「日本海」「あかつき」「彗星」などで楽しんだ想い出がある。もちろん個室だけではなく、開放寝台でも楽しんでいた。
 ビールだと冷えてないと美味しくないが、赤Wineだと常温で楽しめるので、その点から赤Wine+チーズの取り合わせだと夜行列車にも応用できた。夜行列車利用時には、赤wine+チーズ+携帯用プラスチック製ワイングラスを持参するのが習慣になっていた。
お陰でもう夜行列車の旅で使われることはないであろう愛用のプラスチック製のワイングラスが我が家に保管されている。
寝台特急トワイライトEXP⑪


寝台特急トワイライトEXP⑫


 さて、Twilight Expressの車窓に戻るが、基本的に一部の個室(シングルツインの一部)と五稜郭~青森間を除き、西の方角(最もイメージしているのは夕陽)を眺めるような設計となっている。
 まだ陽は傾いていない西の空を見ながら、赤Wine(小樽ワイン)をぼちぼち楽しむ。レールを刻む車輪の音に、たまに流れるアナウンスを聞きながら列車の旅を楽しんでいる。
寝台特急トワイライトEXP⑭


  


Posted by 呑鉄朗 at 06:38男の休日2014北海道

2015年01月27日

呑み鉄plus/札幌発大阪行 8002レ寝台特急「トワイライトEXPRESS」②

 4番ホームでは、先日の北斗星の時よりは「鉄分薄い目」と思しき旅人が次々とTwilight Expressに吸い込まれていく。
寝台特急トワイライトEXP⑩


 呑鉄朗も指定の2号車(スロネ25-503)の乗客となった。指定は、5番個室(Aロイヤル)。この車両には、部屋数が5つしかなく指定個室は車両の一番端であった。
寝台特急トワイライトEXP②


寝台特急トワイライトEXP④


寝台特急トワイライトEXP⑤


 簡単に紹介すると、A個室ロイヤルは、昼間使用を想定して2人掛けのソファー兼ベッドと小テーブル(稼動式のものが+1)と一人掛けチェアーが配置されている、夜間使用は、2人掛けのソファーの背もたれが稼動して、ダブルベッドに変身する。
 また、部屋専用のトイレ・洗面兼シャワー室、TVモニターにドライヤーと食堂車への直通電話が備えられている。小さなクローゼットもある。
 また、部屋専用のスリッパ、トラベルセット(ともに持ち帰り可)などアメニティも充実している。*スリッパで部屋以外は出ることはマナー違反とのこと。
寝台特急トワイライトEXP⑥


寝台特急トワイライトEXP⑦


寝台特急トワイライトEXP⑧


 発車2分前に誤乗車防止のためのアナウンスがあり、続いて14:05定刻に札幌のホームを後にした。車内放送が始まり、♪いい日旅立ち(西へ)、機械音声による案内、JR北海道の車掌氏の肉声による案内と続いた。
 まだアナウンスが流れる中、食堂車スタッフによるウェルカムドリンクサービスが始まった。Wine・ソフトドリンクの他おつまみなどがサービスされる。
寝台特急トワイライトEXP⑨


 これから大阪までの1,502.5km(営業キロ)約23間弱の旅である。指定券確保が困難な列車なので北海道旅行の度にTwilight Expressを利用することは叶わず、前回の乗車は15年前の1999年に遡る。
この時も奇跡的にAロイヤル(2号車2番)に乗車することができた。前回乗車時から車両のリニューアルが実施されており、一人掛椅子のグレードアップと寝台モケットが茶色(正確な表現ではない)から濃い青色に変更されたり各所に変化が見られる。
ウェルカムドリンクサービスに関しては、変更はないが前回はwineのボトルがオリジナルでラベルには「Twilight Express」と記してあった。今回提供されたのは、小樽ワインと記されていた。ありがたいことにワイングラスの提供もあるので、グラスに注いで楽しむことが出来る。また明日の朝食の案内があり予約するかどうか尋ねられた。
今回は、是非とも食堂車で朝食が食べたいので予約する。明日の8:20から席が確保出来た。(後から相席になったらごめんなさいと連絡を受けた)
寝台特急トワイライトEXPオリジナルボトル


*'99乗車時に提供されたロゼWineのボトル
  


Posted by 呑鉄朗 at 07:15男の休日2014北海道

2015年01月26日

呑み鉄plus/札幌発大阪行 8002レ寝台特急「トワイライトEXPRESS」①

☆寝台特急「トワイライトEXPRESS」大阪行き

 11:11発小樽3427Mいしかりライナー(モハ733-116×3連)にて札幌11:51へ移動する。
14:05発札幌8002レ「トワイライトEXPRESS」の入線時刻は、13:49頃とのこと。時間に余裕があるので、軽めの昼食と乗車時に楽しむWineなどを調達することにする。
 札幌駅構内パセオにあるお気に入りの「トムズカフェ」に行ってみる。じっくり珈琲が楽しめる隠れ家的caféだ。期待して行ったもののお昼時に重なってしまったので満席。残念ながら諦めることに。
 構内を歩くとギネスビールの飲める店!が目に付く。IRISH PAB O’Neill’s(アイリッシュパブ・オニールズ)という店でランチメニューがあるので入ってみた。
 お勧めの「カレー」をオーダーする、リーズナブルであるが本格的で美味しい。雰囲気からして出来れば夜に立ち寄りたい店だった。
IRISH PAB O’Neill’s①


IRISH PAB O’Neill’s②


IRISH PAB O’Neill’s③


 さて早めに改札を抜け、まずは入線シーンの撮影のため4番ホームではなく、5番ホームへ。天候も晴れに近いので楽しみに入線を待つ。
ありがたいことに誰もカメラを持った人がいなかったので、一番良いポジションを確保できた。事前に聞いていた13:49頃札幌運転所よりDD51-1142+DD51-1093重連に牽引された8002レTwilight Express編成大阪行きがゆっくり4番ホームに滑り込んできた。ディーゼル機関車のエンジン音が2両分続き、客車の車輪の音、そして最後に電源車のディーゼル発電機の音が響く。
隣の5番ホームには、1034Mすずらん4号(789系1000番台)が出発を待っていたので並びをみることができた。
寝台特急トワイライトEXP①


寝台特急トワイライトEXP③


 このTwilight Expressは、JR西日本が発足時から運行している豪華列車である。
JR西日本発足時(青函隧道開通時)、今は廃止となってしまった大阪~青森間の寝台特急「日本海」のうちの1往復を函館に延長としただけにとどまらず、従来のビジネス利用を想定とした寝台列車から発想転換し、旅行者に焦点をあてたクルーズ列車をコンセプトとして企画された列車である。車両は旧来の寝台列車用24系客車からの改造(食堂車のみ485系電車用食堂車サシ481からの改造)で対応している。「列車を楽しむ」とても嬉しいコンセプトだ。
すずらん



  


Posted by 呑鉄朗 at 06:51男の休日2014北海道

2015年01月25日

呑み鉄plus/小樽市総合博物館・・のはずが!

☆小樽市総合博物館

5月20日(火)
 今日は、北海道滞在最終日となる。午前中に小樽市総合博物館を見学する予定だ。
早朝6頃からウォーキングを兼ねて小樽の街の散歩に出かける。
まず向かったのが、旧手宮線の廃線跡に行く。ホテルから僅かな距離だ。北海道で最初に開通した路線(手宮~札幌)で明治13(1880)年に運行が開始されたらしい。国鉄末期の昭和62(1987)年に廃線となったそうだ。手宮線跡に沿ってかつての終点手宮へ向かって歩く。
手宮線①


手宮線②


手宮線③


手宮線④


手宮線⑤


 終点の手宮は、現在小樽市総合博物館として整備されており、鉄道車両も多く展示されている。かつて北海道で活躍したキハ80系やキハ22などを見るのが楽しみである。
途中線路跡から外れ一般道を歩き、終点手宮に到達する。開館時間を確認しようと門の前まで行くと・・・なんと火曜日は「休館日」・・・。なんとも残念。
小樽市総合博物館①


小樽市総合博物館②


しっかり調べておかないからだと自分に言い聞かして、とりあえず外周を歩く。屋外展示の車両は、一部は見ることが出来るハズだ。
早速、国鉄時代のツートン塗装のキハ22と巡り会えた。普通列車として運行されていた車両だ。続いて、遠くではあったがキハ82(先頭車)とキシ80(食堂車)も見ることができた。また、みかけたことのない黄色い貨車がありソ34と表示されていた。
調べてみると国鉄時代には使用されていた、脱線や転覆事故時の車両を吊り上げることの出来る貨車だということが分かった。
小樽市総合博物館③


小樽市総合博物館④


小樽市総合博物館⑤


小樽市総合博物館⑥


外周から再び小樽運河沿いに歩き、朝市などを見て7時過ぎにホテルノルド小樽へ帰った。
今朝の朝食は、ホテル内のレストランでバイキングだ。和食+洋食で朝からすでにカロリーオーバーっぽい。
小樽運河③


小樽運河④


ホテルノルド小樽①


ホテルノルド小樽朝食①


ホテルノルド小樽朝食②


ホテルノルド小樽②


 小樽市総合博物館見学を取りやめたので、チェックアウト時間を遅くすることにした。
札幌に14時までに着けばよいからだ。
荷物をそのままに、昨夜の堺町本通りを散歩し小樽オルゴール堂まで行く。昔とイメージは変わらず、多くのオルゴールの音色が店内に響いていた。
 ホテルをチェックアウトして小樽から札幌へ向かう。
  


Posted by 呑鉄朗 at 07:46男の休日2014北海道

2015年01月24日

呑み鉄plus/呑み鉄 小樽「鮨」

 小樽に到着すると駅近くの竜宮神社に参拝し「旅の安全」を祈り、小樽運河沿いにあるホテルノルド小樽へ向かった。今夜の宿で、道路を挟んで小樽運河を眺めることが出来る立地の良さが気に入っている。
小樽駅


竜宮神社


 チェックイン後、身軽になって夕食場所に向かことにする。小樽は鮨の街でも有名なところである。宿で教えてもらった「福鮨」に行く。
ホテルノルド小樽を出て、まずは小樽運河に沿って歩く。対岸には、レンガ造りの倉庫が並ぶ。倉庫は改装され、レストラン等で活用されている。その中で地ビールの飲める「小樽No.1」も魅力だが、鮨好きの呑鉄朗はここの誘惑には負けない。(笑)
小樽運河の端までくると並走する臨港線(道路)を横断し、堺町本通りへ、この通りは、
北一硝子や北菓楼、小樽オルゴール堂など有名どころが点在している。
 ホテルを出て15分ほどで目指す「福鮨」に到着出来た。
小樽運河①


小樽運河②


小樽 福鮨本店


「福鮨」では、カウンターで板さんと直接やり取りしながら鮨を食べることが出来る。
最初に「握り」と「蟹の味噌汁」から始める。生ビールがすすむ。
板さんとの会話で旬のものや地元のものなどを教えて貰いながら、目の前に握りが並んでいく。
福鮨①


福鮨②


福鮨③


GWも終わってまだ観光シーズンの始まらない北海道なので、今夜は比較的お客も少ないようだ。ただ外国人の観光客はあちらこちらで見かける。この「福鮨」も人気のようだ。
板さんと会話が続き、十分満足して「あがり」を頂戴し店をあとにした。

  


Posted by 呑鉄朗 at 09:07男の休日2014北海道

2015年01月23日

呑み鉄plus/函館本線 小樽~然別

☆函館本線 非電化区間小樽~然別

 札幌から小樽までの33.8kmは、「いしかりライナー」で向かう。
15:00発札幌3440M(クハ731-214×6連)に乗車。近郊区間なのでオールロングシート車である。約40分の乗車ののち小樽(15:39)に到着する。
本日の目的地であるが今回の旅程では、もうディーゼルカーに乗る機会がないので、このまま函館本線28.4km先の然別まで行くことにしている。
いしかりライナー


15:55発小樽1946D(キハ150-15単行)に乗り継ぐ。丁度帰宅の学生と一緒になりラッシュ状態であった。少々後悔。然別までは、塩谷、蘭島、余市、仁木の4駅に停車する。
蘭島と余市で多くの乗客が下車し、最後の1区間でゆっくり車窓を楽しむことが出来た。
閑散とした車内


終点然別には、定刻16:29に到着した。駅前を散策するつもりであったが、1946Dが下校学生の救済列車だとすると折り返し列車は乗客が少ないハズで、帰路こそは車窓が楽しめるのではないかと考え行程を変更することにした。
1946D


然別駅花壇


然別駅


16:37発然別1941D(キハ150-15単行)の乗客は、呑鉄朗の他に一人であった。進行方向左手(海側)に席を確保する。傾いてきた夕陽の中を進んでいく。
然別駅構内


1941D


余市では、ウイスキーの袋を提げた女性陣が数名乗車してきた。蒸留所観光の帰りのようだ。蘭島でも数名の乗車があり、車内はにぎやかになった。
小樽駅


  


Posted by 呑鉄朗 at 06:24男の休日2014北海道

2015年01月22日

呑み鉄plus/スラント型キハ183系に乗る!

☆ディーゼル特急「オホーツク4号」

旭川から札幌間は、特急「オホーツク4号」に乗車する。JR化後に改良はされているが旧国鉄型のキハ183系が運用されている。登場当初の「スラント型ノーズ」を採用した高運転台のものが使用されているはずである。乗り継ぎ時間は僅か、楽しみに入線を待つ。
旭川駅


旭川案内表示


ホームで入線のアナウンスが終わると、上川方からディーゼル特急「オホーツク4号」が入線してきた。指定は3号車である。定刻13:13に旭川駅を14D(キロハ182-6×4連)は、力強くディーゼルエンジン音を響かせながら離れていった。
3号車の指定席は、閑散としていた。リクライニングシートに身を沈める。
この車両は、グリーン席と普通席が1両にまとめられている。元々の形式かと思っていたら、旧国鉄時代はキロ182として登場して、普通席の区画は、ビュッフェとしての機能を備えていたとのこと。確かに当時、食堂車がどんどん廃止されていたが、北海道の特急列車の長距離列車では、まだ食堂車が活躍していたように思う。この形式の登場で食堂車が無くなっていったような気がする。
そのため食堂の廃止の代替として、ビュッフェ方式による供食が行われていた。今となっては、車内販売すら廃止に追い込まれる事態になっているが、特急列車の速達化や駅などのコンビニの充実など理由はさまざまのようだ。
JR化後に、ビュッフェ区画が普通席区画に改造されたとのこと。16人分(2人掛×2×4)のコンパクトな区画だ。
オホーツク①


オホーツク②座席


オホーツク③キロハ


オホーツク④キロハ


特急「オホーツク4号」は、旭川を発ったあと、深川(13:34)、滝川(13:49)、岩見沢(14:17)、と終点札幌(14:45)の4駅に停車する。136.8kmを1時間30分で結ぶ、表定速度は約90km/hの計算だ。
深川に停車する。増毛へ延びる留萌本線の起点である。今は廃線となったが19年前には、ここから名寄へ延びる深名線の起点でもあった。19年前に訪れたときにはキハ53が単行で(本州のキハ53基本番代と異なりキハ56を両運転台化した車両で500番台を名乗っていた。)
運行されていた。その次の年には廃線となりバス転換された。鉄道にもバスにも両方に乗車しており思い出深い。
 車内販売の巡回があったので、ご当地サッポロ缶ビールと柿の種を購入する。
この組み合わせは、呑鉄朗の思う基本スタイルだ。本日の呑み鉄開始、単独で「乾杯!」。
 晴れた空の下、列車は快調に進んでいく。ビールの消費も快調だ。このまま小樽まで運んでくれたら嬉しいのだが。車内も暖かく、記憶が遠のいていく。
 札幌到着を告げるアナウンスで目覚めた。
オホーツク⑤


  


Posted by 呑鉄朗 at 06:43男の休日2014北海道