2020年01月13日
呑み鉄plus/2020年新年呑み始め
京丹後鉄道 観光列車「丹後あおまつ」

(不定期運用のタンゴエクスプローラー編成)
新年あけましておめでとうございます
更新が滞ってしまって申し訳ございまません
うまく休日が続く令和2年の年末年始、最終日にあたる5日。
残りの18切符を使って呑み鉄はじめに「初詣&観光列車」の旅に出ました。
特に計画もないテキトーな行程ですが観光列車に乗ることを必須として早朝、大津駅を出発しました。

(丹後國一之宮 元伊勢籠神社)

(日本三景 天橋立)
今回の旅で初詣先は、天橋立に鎮座する「元伊勢籠神社」と奥の院の「真名井神社」どちらの神様も呑鉄朗と多少ご縁があります。

(綾部駅 特急きのさき)

(京丹後鉄道 一般車両)
ここを目指して京都から山陰線で綾部で乗り継ぎ西舞鶴を経由、京丹後鉄道で天橋立へと至りました。
天橋立で初詣に参拝し駅に戻ったのが13時半。
このあと天橋立から福知山を経由して大津へ帰ります。
次の14:00発の福知山行きの快速列車が、観光車両「あおまつ」で運用されている。
京丹後鉄道には、「くろまつ」「あかまつ」など観光列車が投入されている中で「あおまつ」は料金不要の気軽な観光列車の位置付けだそうだ。

(硬券乗車券)
観光列車とは言え、車内の状態が良くわかっていないので、乗車前に最低限の「呑み鉄セット」の購入を済ませました。
京丹後鉄道では、きっぷの自動販売機の他に鉄道好きのために昔懐かしい「硬券」(D型)と呼ばれる切符も窓口で購入可能です。
西舞鶴、天橋立それぞれで硬券を購入しました。
改札前に駅構内で地ビール(丹後王国ブルワリー)の直売所で「ピルスナー」の瓶を購入、ここは生麦種の販売所であるのだが希望すれば瓶麦酒も購入出来る。ただし瓶の栓を開封した状態で提供される。
時間を計算して、麦酒を購入し改札を受けホームで列車の到着を待つ。入線が5分前のため、多数の乗客が列をなして「今か今か」と冷えた空気の漂う中で時計と線路の先を気にしていた。

(快速あおまつ4号 案内表示)

(快速あおまつ4号 入線)

(車両の表示は「青松」)

(観光車両「あおまつ」)

(増結一般車両)

(増結一般車両座席)

(出発準備良し)
予定通り発車時刻の5分程度前に天橋立駅ホームに豊岡方から快速あおまつ4号(2両編成)が入線してきた。放送によれば本日は一般車両を増結した2両編成での運行とのこと。通常は単行の運用なのかも知れない。
なだれこんだ乗客で「あおまつ」車両はすぐに席が埋まる。

(呑み鉄セット!)
呑鉄朗一人旅なので一人または二人席が良かったのだがすぐに占領されたので、残ったテーブルのある四人席をやむを得ず確保してしまった。相席やむなしである、酔っ払いのおっさんと相席はいやだろうなぁ~。相席になる人ごめんなさい。(始発時点では相席者なし)
でもまぁとりあえず、呑み鉄・乾杯!!

(四人掛テーブル席)

(二人掛・三人掛ロング席)

(先頭かぶりつきスペース)

(車窓を眺めるカウンター席が一番人気!)

(トイレ入口の暖簾)
改めて車内に目をやると内装は、九州の観光列車の「指宿のたまてばこ」等を連想さすお洒落で斬新なレイアウト、木をふんだんに使用したそのつくりは温もりが感じられる。さすがはドーンデザイン事務所だ。

定刻14:00天橋立を発ち、まずは隣駅宮津を目指す。この区間は短区間ではあるが車窓には海が流れる心地よい時間である。時間はわずかに10分足らずで宮津駅に滑り込む。
ここで新たな乗客を迎え乗車率が向上する、またスイッチバックするために少々停車する。
定刻14:13に宮津を離れ宮福線(京丹後鉄道)経由で福智山を目指す。京福線の歴史は浅く線路状態は良いので揺れの少ない快適な走行が続く。宮福線に入って1つ目の宮村駅に停車、列車交換とのこでしばらく停車の案内、5085D特急はしだて5号豊岡行と交換する。
続いて大江山口駅にも停車し、この先二俣、大江高校と通過して快速の本領発揮。
さて車内では専用の販売コーナー設けられており、飲み物やお土産などを乗客が買い求めている。麦酒も1種類だが用意されていた。
折角だからと、麦酒を買い求めるとプラカップも併せて提供された。
流れる車窓の山々を眺めながら麦種を楽しむ。最高のひととき。

(販売コーナー)

(販売グッズ等)

(唯一の麦酒)

(大江山付近)

(数少なくなった113系)
大江に停車、下り普通列車111Mと交換する。緑に塗装されたJRの編成(113系×2連)で運行されていた。
続いて公庄、下天津を通過し、牧、かしのき台と停車し、福知山までの最後の鉄路を力走する。
本日の行程では、ディーゼル列車に揺られるのはこれで最後、座席から身体に伝わる独特エンジンの振動を楽しむ。

(福知山にて 隣は5085D特急はしだて5号豊岡行き:京丹後鉄道経由)
定刻の14:59福知山に到着し観光列車の旅が終わりを告げた。
後続列車の乗り継ぎ時間がほとんどないので、乗り換えホームへ急ぐ。
今年も日本全国で呑み鉄を楽しもうと思う。
本日は当ブログにお越し下さいましてありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いします。 呑鉄朗
(不定期運用のタンゴエクスプローラー編成)
新年あけましておめでとうございます
更新が滞ってしまって申し訳ございまません
うまく休日が続く令和2年の年末年始、最終日にあたる5日。
残りの18切符を使って呑み鉄はじめに「初詣&観光列車」の旅に出ました。
特に計画もないテキトーな行程ですが観光列車に乗ることを必須として早朝、大津駅を出発しました。
(丹後國一之宮 元伊勢籠神社)
(日本三景 天橋立)
今回の旅で初詣先は、天橋立に鎮座する「元伊勢籠神社」と奥の院の「真名井神社」どちらの神様も呑鉄朗と多少ご縁があります。
(綾部駅 特急きのさき)
(京丹後鉄道 一般車両)
ここを目指して京都から山陰線で綾部で乗り継ぎ西舞鶴を経由、京丹後鉄道で天橋立へと至りました。
天橋立で初詣に参拝し駅に戻ったのが13時半。
このあと天橋立から福知山を経由して大津へ帰ります。
次の14:00発の福知山行きの快速列車が、観光車両「あおまつ」で運用されている。
京丹後鉄道には、「くろまつ」「あかまつ」など観光列車が投入されている中で「あおまつ」は料金不要の気軽な観光列車の位置付けだそうだ。
(硬券乗車券)
観光列車とは言え、車内の状態が良くわかっていないので、乗車前に最低限の「呑み鉄セット」の購入を済ませました。
京丹後鉄道では、きっぷの自動販売機の他に鉄道好きのために昔懐かしい「硬券」(D型)と呼ばれる切符も窓口で購入可能です。
西舞鶴、天橋立それぞれで硬券を購入しました。
改札前に駅構内で地ビール(丹後王国ブルワリー)の直売所で「ピルスナー」の瓶を購入、ここは生麦種の販売所であるのだが希望すれば瓶麦酒も購入出来る。ただし瓶の栓を開封した状態で提供される。
時間を計算して、麦酒を購入し改札を受けホームで列車の到着を待つ。入線が5分前のため、多数の乗客が列をなして「今か今か」と冷えた空気の漂う中で時計と線路の先を気にしていた。
(快速あおまつ4号 案内表示)
(快速あおまつ4号 入線)
(車両の表示は「青松」)
(観光車両「あおまつ」)
(増結一般車両)
(増結一般車両座席)
(出発準備良し)
予定通り発車時刻の5分程度前に天橋立駅ホームに豊岡方から快速あおまつ4号(2両編成)が入線してきた。放送によれば本日は一般車両を増結した2両編成での運行とのこと。通常は単行の運用なのかも知れない。
なだれこんだ乗客で「あおまつ」車両はすぐに席が埋まる。
(呑み鉄セット!)
呑鉄朗一人旅なので一人または二人席が良かったのだがすぐに占領されたので、残ったテーブルのある四人席をやむを得ず確保してしまった。相席やむなしである、酔っ払いのおっさんと相席はいやだろうなぁ~。相席になる人ごめんなさい。(始発時点では相席者なし)
でもまぁとりあえず、呑み鉄・乾杯!!
(四人掛テーブル席)
(二人掛・三人掛ロング席)
(先頭かぶりつきスペース)
(車窓を眺めるカウンター席が一番人気!)
(トイレ入口の暖簾)
改めて車内に目をやると内装は、九州の観光列車の「指宿のたまてばこ」等を連想さすお洒落で斬新なレイアウト、木をふんだんに使用したそのつくりは温もりが感じられる。さすがはドーンデザイン事務所だ。
定刻14:00天橋立を発ち、まずは隣駅宮津を目指す。この区間は短区間ではあるが車窓には海が流れる心地よい時間である。時間はわずかに10分足らずで宮津駅に滑り込む。
ここで新たな乗客を迎え乗車率が向上する、またスイッチバックするために少々停車する。
定刻14:13に宮津を離れ宮福線(京丹後鉄道)経由で福智山を目指す。京福線の歴史は浅く線路状態は良いので揺れの少ない快適な走行が続く。宮福線に入って1つ目の宮村駅に停車、列車交換とのこでしばらく停車の案内、5085D特急はしだて5号豊岡行と交換する。
続いて大江山口駅にも停車し、この先二俣、大江高校と通過して快速の本領発揮。
さて車内では専用の販売コーナー設けられており、飲み物やお土産などを乗客が買い求めている。麦酒も1種類だが用意されていた。
折角だからと、麦酒を買い求めるとプラカップも併せて提供された。
流れる車窓の山々を眺めながら麦種を楽しむ。最高のひととき。
(販売コーナー)
(販売グッズ等)
(唯一の麦酒)
(大江山付近)
(数少なくなった113系)
大江に停車、下り普通列車111Mと交換する。緑に塗装されたJRの編成(113系×2連)で運行されていた。
続いて公庄、下天津を通過し、牧、かしのき台と停車し、福知山までの最後の鉄路を力走する。
本日の行程では、ディーゼル列車に揺られるのはこれで最後、座席から身体に伝わる独特エンジンの振動を楽しむ。
(福知山にて 隣は5085D特急はしだて5号豊岡行き:京丹後鉄道経由)
定刻の14:59福知山に到着し観光列車の旅が終わりを告げた。
後続列車の乗り継ぎ時間がほとんどないので、乗り換えホームへ急ぐ。
今年も日本全国で呑み鉄を楽しもうと思う。
本日は当ブログにお越し下さいましてありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いします。 呑鉄朗
2019年01月19日
呑み鉄plus~ベル・モンターニュ・エ・メール(べるもんた)
ベル・モンターニュ・エ・メール(べるもんた)/新春初乗り鉄・初呑み鉄

北陸地方富山の冬は厳しい、強い風に大きな波そして降り続く雪そんなイメージが平成30年の冬だった。
年が明けて平成最後の冬、年末年始は比較的穏やかに推移した。まだ松の内の6日、城端線新高岡駅〜氷見線氷見駅を結ぶ観光列車「快速べるもんた3号」と折り返し運行の氷見駅〜高岡駅を結ぶ「快速べるもんた4号」を楽しむことが出来た。
今回は新春、初乗り・初呑みにご案内します、いつも訪問いただきありがとうございます。

高岡から城端行の首都圏色のキハ47×2連の343Dを一駅乗車し、新高岡駅に降り立った。新高岡駅は、北陸新幹線との接続駅で駅前には、大きな商業施設が立地している。
時刻は13:50に少し前。片面のみのホームにはまだお目当ての列車はない。しかし、ホームには、その列車を待ちわびる人達がホームのあちこちで到着を待っていた。見受けるに「鉄」とはほど遠い方々のようだ。鉄は私を含めてほんのひと握りだった。



発車時刻の僅か3分ほど前に城端方から単行の気動車が見え、列車が近づくアナウンスが流れた。
深い緑に金色をまとったその姿は、トワイラトエクスプレスを思い出させるような品格を漂わせている。ホームに停車し乗降扉が開くと、待ちわびた人達が順序良く車内に吸い込まれていった。
この列車は、城端線と氷見線で土休日を中心に運行されている観光列車快速ベル・モンターニュ・エ・メール(べるもんた)である。
本日乗車するのは、1354発8366Dべるもんた3号(キハ40-2027×単行)氷見行きである。







車内の造りがユニークで、進行方向右(氷見線では海岸側)はすべて窓(車窓)側を向いた独立の座席とカウンターテーブルが設置されている、一方左(氷見線では山側)は、既存のボックスシートと思われるが、大きなテーブルが設置されており、どちらの席でも食事や酒が楽しめる。
また車内には彫刻された建具やデザインされた照明、吊革の握り手までもがお洒落感満載で非日常を味わうに相応しい作りだと感じた。
呑鉄朗が確保したのは14Aの二人席のボックス席の片割れ、丁度良いサイズのテーブルが据え付けられている。その上には、本日供食可能なメニューが置かれていた。

定刻に8366Dは出発するが、乗客はこの珍しい車内を行ったり来たりする人や写メする人などで着席するには時間がかかっている。高岡駅に近づくと降雪地域以外では見掛けないラッセル車が車窓に見え、この珍しさがさらに着席を遅らせている。
新高岡の出発時は5割程度の乗車で、東京の言葉や関西弁が飛び交う、地元方の利用というよりも観光客がメインであった。ただ今日に限ってかも知れないが外国人観光客は皆無であった。
新高岡を出て僅かな時間で高岡に到着し(13:57)客扱いがある。



このあと、このべるもんたでしか体験出来ない鉄的にはマニアックなことが行われる。
営業列車では、城端線(城端発)から氷見線(氷見行)への直通運転は行われていない。
高岡駅は、ホームを4面(島)有する大きな駅で城端線と氷見線は、その相反する両端のホームを使用している。両線の真ん中は、あいの風富山鉄道が使用しており、構造的にも直通運転は難しい。
しかし「べるもんた」は直通運転をあえて行うため、城端ホームから一旦本線上に退避し、渡り線をいつくか経て氷見線ホームへ辿り着く。同じ高岡駅で二度も客扱いを行うのである。
非営業列車では日常茶飯事であっても営業列車としてはこの「べるもんた」だけと車掌氏がアナウンスを流す。




高岡駅では、まとまった停車時間がとられ乗客も車外に出て記念写真などを撮ることができた。ここで更なる乗車があり8割方席が埋まる。もう空きのボックスが1つある程度となった。
またこの駅から観光案内役としてボランティアガイドが乗車、本日は氷見出身の山下氏が担当される。この方から8366Dが停車中に乗客各人に「記念乗車証」が配られた。呑鉄朗も有り難く頂戴した。
車内が賑やかになり定刻14:25にディーゼルエンジンを轟かしながら高岡駅を出発する。




車内では、ガイドの山下氏の案内が開始される。またこの「べるもんた」には地元「とやま鮨」のスタッフが乗車しており、車内で寿司や酒が提供される。
事前予約客を中心に供食が開始される、本日は予約なしでも提供してもらえるとのことでありオーダー可能とのことであったが、折り返しの「べるもんた4号」で呑むことにして、3号はしっかりレポートしたいと思い、スタッフにその旨伝えた。




8366Dは、越中中川、能町を通過し、伏木に停車する。ここでの乗降はなかったが、対向の540D普通列車と交換するため少々停車する。
ここまで車窓は工場地帯や住宅であったが、次の越中国分を通過後、一変する。富山湾沿いを行く。ガイド山下氏の案内もあり車内の乗客も一気に盛り上がる。



8366Dは海岸を進み、雨晴駅の手前で撮影タイムと称し一時停車するサービス。雲が多く、晴れていれば見えるという立山連峰は残念であったが、それでも海岸の穏やかな波は楽しめた。
続いて雨晴駅に停車すると、次は終点氷見、慌ただしくスタッフが供食の器を回収する。

沿線では、パンダの被り物をまとった氷見市の方々から歓迎を受け、定刻14:58氷見駅に静かに停車した。
これから氷見の食を楽しむであろう乗客が下車していく、一部の「鉄」とともに折り返しの4号に再び乗車する。



15:15発8564Dべるもんた4号高岡行は3号の乗客は大半が入れ替わっている。
呑鉄朗の席は、海側に沿った9番A席、窓も大きくて気に入った。


乗車率は3号ほどではないが6〜7割程度はある。4号は乗車時間が短いので、発車間もなくスタッフの手が落ち着いた頃を見計らって寿司カウンターでオーダーした。
今日のお目当は「ほろ酔いセット」、選べる日本酒とその日のつまみが提供される。



海を眺めてしばらくして、「ほろ酔いセット」が運ばれてきた。呑鉄朗あまり日本酒は詳しくない。この前富山の寿司屋で、美味しいと感じた三笑楽(富山五箇山)を選択した。
並々とついでもらって、さっそく乾杯!!!


富山湾を眺めながら酒を。途中撮影スポットに停車するが、もう呑んでいるので、根が生えている。つまみと酒を楽しみながら、手持ちのwineも加わる。グラスがないのでラッパ飲みだ。



のんびり線路を刻みながら8564Dは氷見線を進む。呑み鉄旅を心底楽しむ。
8564Dは、すでに伏木に停車。先程と同じように列車交換、呑鉄朗もう根が生えていた。


そのまま呑むことを楽しんで終点高岡に到着する。


新春の初乗り・初呑みここで終了、みなさまにとって今年も良い年になりますように。
*ブログ掲載にあたりガイドの山下様、とやま鮨のスタッフ様の承諾を得ております。
北陸地方富山の冬は厳しい、強い風に大きな波そして降り続く雪そんなイメージが平成30年の冬だった。
年が明けて平成最後の冬、年末年始は比較的穏やかに推移した。まだ松の内の6日、城端線新高岡駅〜氷見線氷見駅を結ぶ観光列車「快速べるもんた3号」と折り返し運行の氷見駅〜高岡駅を結ぶ「快速べるもんた4号」を楽しむことが出来た。
今回は新春、初乗り・初呑みにご案内します、いつも訪問いただきありがとうございます。
高岡から城端行の首都圏色のキハ47×2連の343Dを一駅乗車し、新高岡駅に降り立った。新高岡駅は、北陸新幹線との接続駅で駅前には、大きな商業施設が立地している。
時刻は13:50に少し前。片面のみのホームにはまだお目当ての列車はない。しかし、ホームには、その列車を待ちわびる人達がホームのあちこちで到着を待っていた。見受けるに「鉄」とはほど遠い方々のようだ。鉄は私を含めてほんのひと握りだった。
発車時刻の僅か3分ほど前に城端方から単行の気動車が見え、列車が近づくアナウンスが流れた。
深い緑に金色をまとったその姿は、トワイラトエクスプレスを思い出させるような品格を漂わせている。ホームに停車し乗降扉が開くと、待ちわびた人達が順序良く車内に吸い込まれていった。
この列車は、城端線と氷見線で土休日を中心に運行されている観光列車快速ベル・モンターニュ・エ・メール(べるもんた)である。
本日乗車するのは、1354発8366Dべるもんた3号(キハ40-2027×単行)氷見行きである。
車内の造りがユニークで、進行方向右(氷見線では海岸側)はすべて窓(車窓)側を向いた独立の座席とカウンターテーブルが設置されている、一方左(氷見線では山側)は、既存のボックスシートと思われるが、大きなテーブルが設置されており、どちらの席でも食事や酒が楽しめる。
また車内には彫刻された建具やデザインされた照明、吊革の握り手までもがお洒落感満載で非日常を味わうに相応しい作りだと感じた。
呑鉄朗が確保したのは14Aの二人席のボックス席の片割れ、丁度良いサイズのテーブルが据え付けられている。その上には、本日供食可能なメニューが置かれていた。
定刻に8366Dは出発するが、乗客はこの珍しい車内を行ったり来たりする人や写メする人などで着席するには時間がかかっている。高岡駅に近づくと降雪地域以外では見掛けないラッセル車が車窓に見え、この珍しさがさらに着席を遅らせている。
新高岡の出発時は5割程度の乗車で、東京の言葉や関西弁が飛び交う、地元方の利用というよりも観光客がメインであった。ただ今日に限ってかも知れないが外国人観光客は皆無であった。
新高岡を出て僅かな時間で高岡に到着し(13:57)客扱いがある。
このあと、このべるもんたでしか体験出来ない鉄的にはマニアックなことが行われる。
営業列車では、城端線(城端発)から氷見線(氷見行)への直通運転は行われていない。
高岡駅は、ホームを4面(島)有する大きな駅で城端線と氷見線は、その相反する両端のホームを使用している。両線の真ん中は、あいの風富山鉄道が使用しており、構造的にも直通運転は難しい。
しかし「べるもんた」は直通運転をあえて行うため、城端ホームから一旦本線上に退避し、渡り線をいつくか経て氷見線ホームへ辿り着く。同じ高岡駅で二度も客扱いを行うのである。
非営業列車では日常茶飯事であっても営業列車としてはこの「べるもんた」だけと車掌氏がアナウンスを流す。
高岡駅では、まとまった停車時間がとられ乗客も車外に出て記念写真などを撮ることができた。ここで更なる乗車があり8割方席が埋まる。もう空きのボックスが1つある程度となった。
またこの駅から観光案内役としてボランティアガイドが乗車、本日は氷見出身の山下氏が担当される。この方から8366Dが停車中に乗客各人に「記念乗車証」が配られた。呑鉄朗も有り難く頂戴した。
車内が賑やかになり定刻14:25にディーゼルエンジンを轟かしながら高岡駅を出発する。
車内では、ガイドの山下氏の案内が開始される。またこの「べるもんた」には地元「とやま鮨」のスタッフが乗車しており、車内で寿司や酒が提供される。
事前予約客を中心に供食が開始される、本日は予約なしでも提供してもらえるとのことでありオーダー可能とのことであったが、折り返しの「べるもんた4号」で呑むことにして、3号はしっかりレポートしたいと思い、スタッフにその旨伝えた。
8366Dは、越中中川、能町を通過し、伏木に停車する。ここでの乗降はなかったが、対向の540D普通列車と交換するため少々停車する。
ここまで車窓は工場地帯や住宅であったが、次の越中国分を通過後、一変する。富山湾沿いを行く。ガイド山下氏の案内もあり車内の乗客も一気に盛り上がる。
8366Dは海岸を進み、雨晴駅の手前で撮影タイムと称し一時停車するサービス。雲が多く、晴れていれば見えるという立山連峰は残念であったが、それでも海岸の穏やかな波は楽しめた。
続いて雨晴駅に停車すると、次は終点氷見、慌ただしくスタッフが供食の器を回収する。
沿線では、パンダの被り物をまとった氷見市の方々から歓迎を受け、定刻14:58氷見駅に静かに停車した。
これから氷見の食を楽しむであろう乗客が下車していく、一部の「鉄」とともに折り返しの4号に再び乗車する。
15:15発8564Dべるもんた4号高岡行は3号の乗客は大半が入れ替わっている。
呑鉄朗の席は、海側に沿った9番A席、窓も大きくて気に入った。
乗車率は3号ほどではないが6〜7割程度はある。4号は乗車時間が短いので、発車間もなくスタッフの手が落ち着いた頃を見計らって寿司カウンターでオーダーした。
今日のお目当は「ほろ酔いセット」、選べる日本酒とその日のつまみが提供される。
海を眺めてしばらくして、「ほろ酔いセット」が運ばれてきた。呑鉄朗あまり日本酒は詳しくない。この前富山の寿司屋で、美味しいと感じた三笑楽(富山五箇山)を選択した。
並々とついでもらって、さっそく乾杯!!!
富山湾を眺めながら酒を。途中撮影スポットに停車するが、もう呑んでいるので、根が生えている。つまみと酒を楽しみながら、手持ちのwineも加わる。グラスがないのでラッパ飲みだ。
のんびり線路を刻みながら8564Dは氷見線を進む。呑み鉄旅を心底楽しむ。
8564Dは、すでに伏木に停車。先程と同じように列車交換、呑鉄朗もう根が生えていた。
そのまま呑むことを楽しんで終点高岡に到着する。
新春の初乗り・初呑みここで終了、みなさまにとって今年も良い年になりますように。
*ブログ掲載にあたりガイドの山下様、とやま鮨のスタッフ様の承諾を得ております。
2018年05月22日
呑み鉄plus ~おとなびパスで行くJR西日本④
キハ187系/2010Dまつかぜ10号〜381系1022M やくも22号

翌朝3月3日レンタカーを借り神話の國を巡り、出雲大社・日御碕神社を参拝し旅の安全を祈る。昼食を出雲市駅前の食事処「そのやま」で名物の出雲蕎麦を食べる。





再び出雲市駅にて「Sはくと」のキャンセルを尋ねるが残念ながら満席との回答。

倉吉まで行ってからのキャンセル問い合わせは流石に諦めて岡山行きの「やくも22号」の指定席を確保する。
ただ、出雲市から松江までの間は、2010D「Sまつかぜ10号」の自由席に乗車することにした。なかなか乗車する機会のないキハ187系にて運行されており、是非とも乗車したい。

出雲市駅の改札口を抜け、ホームに上がると、大田市方から2010D「スーパーまつかぜ10号」(キハ187―1006×2連)益田発鳥取行が到着する。
乗車後、先頭車の2号車の自由席(11番B席)を確保した。定刻13:59にホームを離れ勢いよく加速する。振り子式車両のためカーブでは良く傾く。


次の駅直江では列車交換のため運転停車、1009M「やくも9号」と交換する。
その後は、どんどん加速し大半の特急列車が停車する宍道を通過、車窓には雄大な宍道湖が、時を同じくして宍道湖に関する観光案内が流れる。


玉造温泉に停車し、続いて松江に到着した。


松江では、1022M「やくも22号」を待つ。先行する286M115系2連が入線してくる、オリジナルでない改造型だ。中々個性あって良い面構えだと思う。

286Mが先行して発車したあと、1022M「やくも22号」(クロ380-7×4連)が入線してきた。最後尾はパノラマ型である、残念ながら最後尾席は先客がいて指定席は確保できなかった。




満席に近いと発券時に聞いていたが、松江の発車時点では、1号車の車内の乗客は10名程度。

1022Mは定刻14:59に発車した後、検札を受け、呑み鉄開始。地元島根産のwineで乾杯!
米子を出発後、伯耆大山から伯備線内へ進む。快晴の空の下には、大山がきれいに映える。1022Mは車体を左右に傾斜させながら伯備線を南下していく。




生山(しょうやま)、新見、備中高梁と停車し、伯備線内を駆け抜け倉敷に定刻17:27に到着。


ここで鮮やかなグリーンの編成twilight express瑞風が、呑鉄朗は初対面だ。

倉敷を経て終点岡山に到着する。楽しい呑み鉄区間であった。
実質的には、今回の呑み鉄はここで終了。





岡山で746A「こだま746号railstar」に乗継、新大阪で満席で指定の確保できなかった62D「Sはくと12号」の自由席で京都に至り、翌日4043M「サンダーバード43号」金沢で乗換えラストランナー732E「つるぎ732号」で富山への帰路に着く。
車窓に夜景が流れ「おとなびパスで行くJR西日本」の旅は終焉を迎えた。
当ブログにお越し頂きましてありがとうございました。 ~ 呑鉄朗 ~
掲載にあたり、必要各所から掲載の許可を得ておりますこと申し添えます。
翌朝3月3日レンタカーを借り神話の國を巡り、出雲大社・日御碕神社を参拝し旅の安全を祈る。昼食を出雲市駅前の食事処「そのやま」で名物の出雲蕎麦を食べる。
再び出雲市駅にて「Sはくと」のキャンセルを尋ねるが残念ながら満席との回答。
倉吉まで行ってからのキャンセル問い合わせは流石に諦めて岡山行きの「やくも22号」の指定席を確保する。
ただ、出雲市から松江までの間は、2010D「Sまつかぜ10号」の自由席に乗車することにした。なかなか乗車する機会のないキハ187系にて運行されており、是非とも乗車したい。
出雲市駅の改札口を抜け、ホームに上がると、大田市方から2010D「スーパーまつかぜ10号」(キハ187―1006×2連)益田発鳥取行が到着する。
乗車後、先頭車の2号車の自由席(11番B席)を確保した。定刻13:59にホームを離れ勢いよく加速する。振り子式車両のためカーブでは良く傾く。
次の駅直江では列車交換のため運転停車、1009M「やくも9号」と交換する。
その後は、どんどん加速し大半の特急列車が停車する宍道を通過、車窓には雄大な宍道湖が、時を同じくして宍道湖に関する観光案内が流れる。
玉造温泉に停車し、続いて松江に到着した。
松江では、1022M「やくも22号」を待つ。先行する286M115系2連が入線してくる、オリジナルでない改造型だ。中々個性あって良い面構えだと思う。
286Mが先行して発車したあと、1022M「やくも22号」(クロ380-7×4連)が入線してきた。最後尾はパノラマ型である、残念ながら最後尾席は先客がいて指定席は確保できなかった。
満席に近いと発券時に聞いていたが、松江の発車時点では、1号車の車内の乗客は10名程度。
1022Mは定刻14:59に発車した後、検札を受け、呑み鉄開始。地元島根産のwineで乾杯!
米子を出発後、伯耆大山から伯備線内へ進む。快晴の空の下には、大山がきれいに映える。1022Mは車体を左右に傾斜させながら伯備線を南下していく。
生山(しょうやま)、新見、備中高梁と停車し、伯備線内を駆け抜け倉敷に定刻17:27に到着。
ここで鮮やかなグリーンの編成twilight express瑞風が、呑鉄朗は初対面だ。
倉敷を経て終点岡山に到着する。楽しい呑み鉄区間であった。
実質的には、今回の呑み鉄はここで終了。
岡山で746A「こだま746号railstar」に乗継、新大阪で満席で指定の確保できなかった62D「Sはくと12号」の自由席で京都に至り、翌日4043M「サンダーバード43号」金沢で乗換えラストランナー732E「つるぎ732号」で富山への帰路に着く。
車窓に夜景が流れ「おとなびパスで行くJR西日本」の旅は終焉を迎えた。
当ブログにお越し頂きましてありがとうございました。 ~ 呑鉄朗 ~
掲載にあたり、必要各所から掲載の許可を得ておりますこと申し添えます。
2018年05月14日
呑み鉄plus ~おとなびパスで行くJR西日本③
旧国鉄型381系/1023Mやくも23号

岡山に着いた頃には既に陽が傾いていた。本日のラストランナーは、出雲市行きのやくもだ。
やくもは、旧国鉄型の381系で運行されている。更新・改造工事は受けているものの外観はプロトタイプと大きく変わらない。
また全国で381系が活躍しているのはここだけである。381系の特徴は、自然式振子車体を採用していること。急カーブの多い山岳路線等へ導入された車両で、大阪・名古屋〜長野を結ぶしなの(現383系)や京都・新大阪・天王寺〜白浜・新宮を結ぶくろしお(現283系287系289系)などでも活躍した。また振り子装置を休止した状態では北近畿を中心にこうのとり・きのさき等にも運行実績がある。




さて出雲市へは、18:04発1023Mやくも23号(クロ380―6×6連)で向かう。パノラマタイプの先頭車の運良く1人掛け席(1号車1番C席)を確保している。かぶりつき席で呑み鉄を楽しむつもりだ、岡山駅構内で麦酒とつまみを仕入れてから乗車する。



定刻に岡山駅を発車し、まずは倉敷まで山陽路を夕陽に向かって進む。なかなかロマンチックな感じが良い。
1号車の乗客は数人で話し声などもほとんどなく静かな空間だ。呑み鉄朗、静かに乾杯!


1023Mは倉敷に停車後、伯備線を進行、随分と暗くなってきた。
高梁川沿いに線路が敷設してありカーブの連続である、いよいよ本領発揮で自然式振り子の作用で車体が大きく傾斜を繰り返す。
運転席では、支援システムがめぐるましく速度制限の案内を繰り返す。
18:25頃、サンダーバード以来の車内検札があった。陽もすっかり暮れてしまった、真っ暗な中を右に左に揺れながら線路を駆け抜けて行く。



備中高梁、新見と主要駅に停車する、伯備線は単線区間も多く、停車しない駅でも列車の交換が繰り返される、また複線区間では貨物列車とすれ違った。一瞬で確認出来なかったが重量級のEF64が牽引しているはずだ。

岡山方面行きのやくもとも何度も交換して、伯備線内を駆け抜けていく。伯耆大山の手前で東京行きサンライズ出雲と交換する。

米子では、運転手が交代、山陰路を西へ進む。暗くなったので分かりにくいが、宍道湖の側を走行している。



出雲市には、ほぼ定刻に到着し、寒さの戻った駅のホームに降り立った。

岡山に着いた頃には既に陽が傾いていた。本日のラストランナーは、出雲市行きのやくもだ。
やくもは、旧国鉄型の381系で運行されている。更新・改造工事は受けているものの外観はプロトタイプと大きく変わらない。
また全国で381系が活躍しているのはここだけである。381系の特徴は、自然式振子車体を採用していること。急カーブの多い山岳路線等へ導入された車両で、大阪・名古屋〜長野を結ぶしなの(現383系)や京都・新大阪・天王寺〜白浜・新宮を結ぶくろしお(現283系287系289系)などでも活躍した。また振り子装置を休止した状態では北近畿を中心にこうのとり・きのさき等にも運行実績がある。
さて出雲市へは、18:04発1023Mやくも23号(クロ380―6×6連)で向かう。パノラマタイプの先頭車の運良く1人掛け席(1号車1番C席)を確保している。かぶりつき席で呑み鉄を楽しむつもりだ、岡山駅構内で麦酒とつまみを仕入れてから乗車する。
定刻に岡山駅を発車し、まずは倉敷まで山陽路を夕陽に向かって進む。なかなかロマンチックな感じが良い。
1号車の乗客は数人で話し声などもほとんどなく静かな空間だ。呑み鉄朗、静かに乾杯!
1023Mは倉敷に停車後、伯備線を進行、随分と暗くなってきた。
高梁川沿いに線路が敷設してありカーブの連続である、いよいよ本領発揮で自然式振り子の作用で車体が大きく傾斜を繰り返す。
運転席では、支援システムがめぐるましく速度制限の案内を繰り返す。
18:25頃、サンダーバード以来の車内検札があった。陽もすっかり暮れてしまった、真っ暗な中を右に左に揺れながら線路を駆け抜けて行く。
備中高梁、新見と主要駅に停車する、伯備線は単線区間も多く、停車しない駅でも列車の交換が繰り返される、また複線区間では貨物列車とすれ違った。一瞬で確認出来なかったが重量級のEF64が牽引しているはずだ。
岡山方面行きのやくもとも何度も交換して、伯備線内を駆け抜けていく。伯耆大山の手前で東京行きサンライズ出雲と交換する。
米子では、運転手が交代、山陰路を西へ進む。暗くなったので分かりにくいが、宍道湖の側を走行している。
出雲市には、ほぼ定刻に到着し、寒さの戻った駅のホームに降り立った。
2018年05月06日
呑み鉄plus ~おとなびパスで行くJR西日本②
500系V2編成500TYPEEVA/741Aこだま741号

新大阪では小一時間の待ち合わせとなった。駅構内にて時間を過ごす、新大阪も駅ナカが充実している。11時過ぎには、新幹線改札口を抜け、対向ホームに上がる。
14分頃新神戸方から500typeeva編成が入線してくる、あまりに目立つので一斉に写メする人達が群がる。


ベストポジションでの撮影は、中々難しい。諦めて乗車ホームに移動する。この編成は、今年5月13日が最終運行と告知されている。もう3ケ月しか乗車機会がない。





到着後、折り返し運用なので車内清掃のためすぐには乗車出来ない。乗車を待つ人達はかなりの数だ。この編成が目的なのか、それとも時間帯的にこだまの利用が多いのかよくわからない。
指定席を確保しているので、あえて1号車の列に並ぶ。
この車両には座席はないので、ここに並んでいる人は、エヴァンゲリオンの好きな人か、鉄道車両の好きな人かあるいはその両方の人だろう。呑鉄朗は、エヴァンゲリオンはよく知らないので単なる車両好きだ。

さて500系V編成は、8両で構成されており基本的に1〜3•7〜8号車が自由席、4〜6号車が指定席となっている。指定席は2×2シートで構成されているが、6号車は元グリーン車からの改造車で、付属設備は撤去されているが座席は当時のものが流用されている。
この500typeeva編成は1号車が展示•体験ルームとなっており、ジオラマやフォトスポット、実物大コックピットが設置され、既存の座席は撤去されている、2号車は特別内装車とされ2×3シートの構成ではあるが、コラボされたものとなっている。








3号車からは、少しずつプロトタイプ装備に落ち着く。4•5号車は、700系railstarの2×2仕様の座席が採用されている。6号車は前述のとおり、7•8号車は自由席仕様で、先頭(後尾)には子供向けの運転席が設置されている。
11:29定刻に741Aこだまは新大阪を離れた。どの車両も混雑度はまずますで、特に外国人客が目立つ。
741Aが最初の停車駅新神戸に到着すると対向ホームの人が一斉に編成に注目しているのが分かる。
この先も各駅に停車するが停車時間は僅かだ。かろうじて相生で後続車に先を譲るため5分間停車があった。
岡山に到着すると少し乗客が下車するが、車内の客数はそれほど変わらない。ここでもホームでは多数の人がカメラを向けていた。
741Aは新倉敷、福山、新尾道、三原、東広島と各駅に停車していく。後続ののぞみ等の待避があると停車時間が延びるため、その都度撮影タイムとして、多数のファンがホームに立つ。













広島、新岩国に停車し、徳山に到着する。反対側ホームには、700系railstarの744Aこだまの姿があった。山陽新幹線のこだま号の大半は、500系V編成か700系railstar編成で運行されている。


ここまで約3時間弱を要した741Aの乗車時間も目的地の小倉まであと1時間を切った。
元グリーン車の座席であるので、疲れもそうないがフットレストが撤去されているのが残念なところ。靴が脱げればもっと楽なのだが。
新山口、厚狭に停車し、新下関に到着したところで長めの停車時間となった。



ここまでくると乗客も随分減っており、撮影に出ている人も少なくなった。ホームに立つと富山に比べ随分と暖かい、もう春が来たことが分かる。
741Aは関門隧道を抜け九州に進み1520小倉に到着した。


小倉からはのぞみ44号で岡山までとんぼ返りする。




小倉駅構内で「かしわ飯」弁当と麦酒を確保し、N700系のグリーン席に収まった。
新大阪では小一時間の待ち合わせとなった。駅構内にて時間を過ごす、新大阪も駅ナカが充実している。11時過ぎには、新幹線改札口を抜け、対向ホームに上がる。
14分頃新神戸方から500typeeva編成が入線してくる、あまりに目立つので一斉に写メする人達が群がる。
ベストポジションでの撮影は、中々難しい。諦めて乗車ホームに移動する。この編成は、今年5月13日が最終運行と告知されている。もう3ケ月しか乗車機会がない。
到着後、折り返し運用なので車内清掃のためすぐには乗車出来ない。乗車を待つ人達はかなりの数だ。この編成が目的なのか、それとも時間帯的にこだまの利用が多いのかよくわからない。
指定席を確保しているので、あえて1号車の列に並ぶ。
この車両には座席はないので、ここに並んでいる人は、エヴァンゲリオンの好きな人か、鉄道車両の好きな人かあるいはその両方の人だろう。呑鉄朗は、エヴァンゲリオンはよく知らないので単なる車両好きだ。
さて500系V編成は、8両で構成されており基本的に1〜3•7〜8号車が自由席、4〜6号車が指定席となっている。指定席は2×2シートで構成されているが、6号車は元グリーン車からの改造車で、付属設備は撤去されているが座席は当時のものが流用されている。
この500typeeva編成は1号車が展示•体験ルームとなっており、ジオラマやフォトスポット、実物大コックピットが設置され、既存の座席は撤去されている、2号車は特別内装車とされ2×3シートの構成ではあるが、コラボされたものとなっている。
3号車からは、少しずつプロトタイプ装備に落ち着く。4•5号車は、700系railstarの2×2仕様の座席が採用されている。6号車は前述のとおり、7•8号車は自由席仕様で、先頭(後尾)には子供向けの運転席が設置されている。
11:29定刻に741Aこだまは新大阪を離れた。どの車両も混雑度はまずますで、特に外国人客が目立つ。
741Aが最初の停車駅新神戸に到着すると対向ホームの人が一斉に編成に注目しているのが分かる。
この先も各駅に停車するが停車時間は僅かだ。かろうじて相生で後続車に先を譲るため5分間停車があった。
岡山に到着すると少し乗客が下車するが、車内の客数はそれほど変わらない。ここでもホームでは多数の人がカメラを向けていた。
741Aは新倉敷、福山、新尾道、三原、東広島と各駅に停車していく。後続ののぞみ等の待避があると停車時間が延びるため、その都度撮影タイムとして、多数のファンがホームに立つ。
広島、新岩国に停車し、徳山に到着する。反対側ホームには、700系railstarの744Aこだまの姿があった。山陽新幹線のこだま号の大半は、500系V編成か700系railstar編成で運行されている。
ここまで約3時間弱を要した741Aの乗車時間も目的地の小倉まであと1時間を切った。
元グリーン車の座席であるので、疲れもそうないがフットレストが撤去されているのが残念なところ。靴が脱げればもっと楽なのだが。
新山口、厚狭に停車し、新下関に到着したところで長めの停車時間となった。
ここまでくると乗客も随分減っており、撮影に出ている人も少なくなった。ホームに立つと富山に比べ随分と暖かい、もう春が来たことが分かる。
741Aは関門隧道を抜け九州に進み1520小倉に到着した。
小倉からはのぞみ44号で岡山までとんぼ返りする。
小倉駅構内で「かしわ飯」弁当と麦酒を確保し、N700系のグリーン席に収まった。
2018年04月29日
呑み鉄plus ~おとなびパスで行くJR西日本①
2018呑み鉄plus!

平成30年を迎えて2ケ月が過ぎ寒は続くが少し春の色が見え隠れするようになった3月、今年最初の乗り鉄・呑み鉄に出掛けることに。

事前に購入したのは、この冬発売されたJR西日本のおとなびパス。
同社管内の鉄道路線と智頭急行線および宮島航路が連続する3日間乗り放題、指定席は乗車前までに指定を受ければ6回まで利用可能で発売額24,000円であった。
旅程は、富山を起点に金沢を経由して新大阪、山陽新幹線で小倉、岡山まで折り返し伯備線を経由して出雲市で宿泊、翌日鳥取経由で京都、翌々日富山へ戻る計画だ。
出発2週間前の時点で乗車予定列車のうち倉吉〜京都間の「スーパーはくと10号」の指定だけが確保出来なかった。
今回の目的の列車は、新大阪〜博多間を運行中の「こだま741号」で500系V2編成500TYPEEVA/エヴァンゲリオンプロジェクトと岡山〜出雲市を運行中の「やくも」で381系を満喫したい。
雪国から春の国へ


3月2日朝、小雪のちらつく富山の駅前、先日からの寒さに比べれば随分マシになったとは言え、寒さはまだまだ厳しい。
出発は7:25発の北陸新幹線「つるぎ705号」の予定であったが、この冬の北陸線は風雪による運休遅延が頻発したため、今朝の天候を考えリスクヘッジも兼ねて1本前の6:42発「つるぎ703号」で旅を開始した。出発でしくじると旅程が大きく狂ってしまう。
自動改札を抜けホームにあがるとすでに「つるぎ703号」は入線し出発を待っていた。車両はJR東日本の編成(E7系E7256×12連)がその任についている。このつるぎ号は、かがやき号やはくたか号と共通の編成であるが、編成中グランクラスなど4両は、乗車不可となっていて、8両分が営業に当てられている。
呑鉄朗、この列車の指定は受けていないので、1〜4号車の自由席車両から空いていた3号車4番C席(通路側)に決めた。定刻に富山をあとにした。

曇空の中を列車は進む、次第に空が明るくなってきた。進行方向左手の山側に見える山肌には、残雪が目立つ。一方右手の海側には日本海特有の雲が一面を覆っていたが、これも列車が進むにつれ時折晴れ間を見せるようになってきた。
つるぎ号のすべての列車は、富山〜金沢間に設定されており、各駅停車であるが途中の停車駅は新高岡のみ。この「つるぎ703号」は、休日の早朝であることもあり乗客は僅かである。3号車は数人で金沢到着を迎えた。
定刻7:05に到着すると、折り返し東京行きのかがやきとして運行される。非営業の4両は、すでに座席は東京方に整備済み、なるほど車内作業時間の短縮にも貢献していることがこの時分かった。


金沢到着時点で北陸線のダイヤが順調であることを確認出来たので、次に乗るサンダーバードは繰り上げしないことにした。
そのため1時間程度の滞在時間が生まれた、朝食をとっていないこともあり、ここでモーニングタイムとすることに。
駅構内を歩く和食党の呑鉄朗であるが珈琲にサンドウィッチに惹かれて、今日はベーカリーショップを選んだ。

金沢は、大阪方面のサンダーバードのほか名古屋方面のしらさぎの始発駅となっており、比較的時間に余裕をもって早めに入線してくるものが多い。次に乗車する「特急サンダーバード10号」も発車の20分前に入線の予定だ。
ホームに立つと、1番線には681系「しらさぎ4号」が、2番線には「683系4000台サンダーバード10号」が横たわる。


先行してしらさぎが出発し、それを追って「サンダーバード10号」が8:05に出発、さらに10分後にも「サンダーバード12号」が旅立っていく。

金沢を定刻通り発車した4010M特急「サンダーバード10号」大阪行(クロ683―4501×9連)は、途中福井、京都、新大阪の3駅しか停車しない速達型列車だ。現在、この速達型は定期列車48本中下り(金沢行)には2本、上り(大阪行)には4本設定されている。

この日の車内は、どの車両もほぼ満席で指定席は売り切れのため車内で自由席から指定席への変更は出来ない旨のアナウンスが流れた。

金沢を出発するとすぐ年配の旅行客らしい団体は、麦酒で乾杯にぎやかに宴会が始まった。呑鉄朗は、朝なので珈琲を楽しむことにした。

4010Mは、小松付近に差し掛かる。この辺りは、在来線に並行して北陸新幹線が建設中だ。

空も次第に高くなり太陽が見え隠れを始めた。時折車内にも陽が差し込むようになり車内の温度も上昇気味だ。
4010Mは、北陸路を高速で南下していく。芦原温泉付近での車窓には、まだまだ平地にも雪が残っている。この冬の福井県は、特に豪雪であった。

九頭竜川に差し掛かった頃、最初の停車駅となる福井への到着アナウンスが流れた。金沢から76 7km福井には8:47に到着する。福井で更なる乗客を加えて発車、次の停車駅1481km先の京都を目指し加速する。
4010Mは、敦賀の手前の北陸隧道に差し掛かる全長は13km余り、高速で駆け抜け、そのまま敦賀を通過して、ループ線を越える。
近江塩津に到達し湖西線へと進入するともう滋賀県である、この辺りになると田んぼからほぼ雪が消えるようになった。
琵琶湖周辺の天候は、曇空重たい鉛色の雲だ。4010Mは定刻運転で湖西線を疾走する。

京都に近い逢坂山隧道に差し掛かったところで、京都到着のアナウンスが開始された。
4010Mは定刻に2つ目の停車駅、京都に到着し多くの乗客が下車していった。
僅かな停車時間ののち、次の停車駅新大阪に向け発車、東海道線複々線の下り外側線を進む。本線を行く多数の列車とすれ違い新大阪に10:35に到着した。


大阪はどこにも雪はなく暖かい、もうすでに春を迎えていた。
平成30年を迎えて2ケ月が過ぎ寒は続くが少し春の色が見え隠れするようになった3月、今年最初の乗り鉄・呑み鉄に出掛けることに。
事前に購入したのは、この冬発売されたJR西日本のおとなびパス。
同社管内の鉄道路線と智頭急行線および宮島航路が連続する3日間乗り放題、指定席は乗車前までに指定を受ければ6回まで利用可能で発売額24,000円であった。
旅程は、富山を起点に金沢を経由して新大阪、山陽新幹線で小倉、岡山まで折り返し伯備線を経由して出雲市で宿泊、翌日鳥取経由で京都、翌々日富山へ戻る計画だ。
出発2週間前の時点で乗車予定列車のうち倉吉〜京都間の「スーパーはくと10号」の指定だけが確保出来なかった。
今回の目的の列車は、新大阪〜博多間を運行中の「こだま741号」で500系V2編成500TYPEEVA/エヴァンゲリオンプロジェクトと岡山〜出雲市を運行中の「やくも」で381系を満喫したい。
雪国から春の国へ
3月2日朝、小雪のちらつく富山の駅前、先日からの寒さに比べれば随分マシになったとは言え、寒さはまだまだ厳しい。
出発は7:25発の北陸新幹線「つるぎ705号」の予定であったが、この冬の北陸線は風雪による運休遅延が頻発したため、今朝の天候を考えリスクヘッジも兼ねて1本前の6:42発「つるぎ703号」で旅を開始した。出発でしくじると旅程が大きく狂ってしまう。
自動改札を抜けホームにあがるとすでに「つるぎ703号」は入線し出発を待っていた。車両はJR東日本の編成(E7系E7256×12連)がその任についている。このつるぎ号は、かがやき号やはくたか号と共通の編成であるが、編成中グランクラスなど4両は、乗車不可となっていて、8両分が営業に当てられている。
呑鉄朗、この列車の指定は受けていないので、1〜4号車の自由席車両から空いていた3号車4番C席(通路側)に決めた。定刻に富山をあとにした。
曇空の中を列車は進む、次第に空が明るくなってきた。進行方向左手の山側に見える山肌には、残雪が目立つ。一方右手の海側には日本海特有の雲が一面を覆っていたが、これも列車が進むにつれ時折晴れ間を見せるようになってきた。
つるぎ号のすべての列車は、富山〜金沢間に設定されており、各駅停車であるが途中の停車駅は新高岡のみ。この「つるぎ703号」は、休日の早朝であることもあり乗客は僅かである。3号車は数人で金沢到着を迎えた。
定刻7:05に到着すると、折り返し東京行きのかがやきとして運行される。非営業の4両は、すでに座席は東京方に整備済み、なるほど車内作業時間の短縮にも貢献していることがこの時分かった。
金沢到着時点で北陸線のダイヤが順調であることを確認出来たので、次に乗るサンダーバードは繰り上げしないことにした。
そのため1時間程度の滞在時間が生まれた、朝食をとっていないこともあり、ここでモーニングタイムとすることに。
駅構内を歩く和食党の呑鉄朗であるが珈琲にサンドウィッチに惹かれて、今日はベーカリーショップを選んだ。
金沢は、大阪方面のサンダーバードのほか名古屋方面のしらさぎの始発駅となっており、比較的時間に余裕をもって早めに入線してくるものが多い。次に乗車する「特急サンダーバード10号」も発車の20分前に入線の予定だ。
ホームに立つと、1番線には681系「しらさぎ4号」が、2番線には「683系4000台サンダーバード10号」が横たわる。
先行してしらさぎが出発し、それを追って「サンダーバード10号」が8:05に出発、さらに10分後にも「サンダーバード12号」が旅立っていく。
金沢を定刻通り発車した4010M特急「サンダーバード10号」大阪行(クロ683―4501×9連)は、途中福井、京都、新大阪の3駅しか停車しない速達型列車だ。現在、この速達型は定期列車48本中下り(金沢行)には2本、上り(大阪行)には4本設定されている。
この日の車内は、どの車両もほぼ満席で指定席は売り切れのため車内で自由席から指定席への変更は出来ない旨のアナウンスが流れた。
金沢を出発するとすぐ年配の旅行客らしい団体は、麦酒で乾杯にぎやかに宴会が始まった。呑鉄朗は、朝なので珈琲を楽しむことにした。
4010Mは、小松付近に差し掛かる。この辺りは、在来線に並行して北陸新幹線が建設中だ。
空も次第に高くなり太陽が見え隠れを始めた。時折車内にも陽が差し込むようになり車内の温度も上昇気味だ。
4010Mは、北陸路を高速で南下していく。芦原温泉付近での車窓には、まだまだ平地にも雪が残っている。この冬の福井県は、特に豪雪であった。
九頭竜川に差し掛かった頃、最初の停車駅となる福井への到着アナウンスが流れた。金沢から76 7km福井には8:47に到着する。福井で更なる乗客を加えて発車、次の停車駅1481km先の京都を目指し加速する。
4010Mは、敦賀の手前の北陸隧道に差し掛かる全長は13km余り、高速で駆け抜け、そのまま敦賀を通過して、ループ線を越える。
近江塩津に到達し湖西線へと進入するともう滋賀県である、この辺りになると田んぼからほぼ雪が消えるようになった。
琵琶湖周辺の天候は、曇空重たい鉛色の雲だ。4010Mは定刻運転で湖西線を疾走する。
京都に近い逢坂山隧道に差し掛かったところで、京都到着のアナウンスが開始された。
4010Mは定刻に2つ目の停車駅、京都に到着し多くの乗客が下車していった。
僅かな停車時間ののち、次の停車駅新大阪に向け発車、東海道線複々線の下り外側線を進む。本線を行く多数の列車とすれ違い新大阪に10:35に到着した。
大阪はどこにも雪はなく暖かい、もうすでに春を迎えていた。
2018年02月25日
お座敷列車「ゆう」で行く貨物線の旅③
☆お座敷列車/急行「ゆう」池袋発品川行/その2

これまで運行が遅延しているが、誉田駅では、折り返し運転もあり停車時間はそれなりに確保され7分間の停車と対向ホームでの撮影は安全面や他の乗客の迷惑になる可能性があり避けるよう案内があった。

扉が開くと一斉に車端部(先頭車・後尾車)に向かって人が流れる。光線の関係では、先頭車も後尾車も微妙な感じだ。
呑鉄朗、とりあえず両端へ行ってみる。記録写真程度にして、中間車のサロ485-1の撮影をする。この車両が唯一の485系列からの改造車だ。





案内とともに車内に戻り発車を待つ。案内は7分間の停車であったが、実際は運行の関係もあり11:15~11:28の停車となった。定刻の10:40から遅れること49分、新小岩信号所を目指して、列車は再び外房線の蘇我(11:36発)を経て総武本線を走行する。

車内では、ツアー客があちこちで昼食を摂り始める。もう昼前だ、呑鉄朗と龍鐡氏もそろそろ昼食にする、この列車では車内販売や販売ブースでの営業はない。そのため事前に麦酒を買い込んでおいた。
3号車には、車端に冷蔵庫が設置されており、空の状態だったが稼動して冷えていたため、麦酒はそこに預けておいた。

良く冷えた(缶)麦酒で乾杯!(今回は1回のみ)

列車は、快晴の空の下、マンションが乱立する中を走行していく。畳に座って流れ行く車窓を楽しみながら、片手に麦酒と、食がすすむ。呑鉄朗、至極のひととき。
列車は遅れながらも順調に進んできたが、市川駅手前(12:05)で先行列車との関係で、一時停車、再び走行、小岩を経て新小岩信号所に進入する。


ここで折り返すためしばらく停車する。線路の外では、多数の人が「ゆう」を撮影している。
新小岩からは常磐線の金町まで、時刻表などの路線図には記載されていない貨物線「新金貨物線」を走行する。


列車は10分停車の後、新小岩信号所を(12:20)出発する。金町まで地上の単線区間を進んでいく、途中踏み切りも設置されている。20分も走行しないうちに目的の金町に到着する、更に先の松戸(12:49)まで進み、ここで折り返す。


5分ほどの停車のあと、次の目的地田端信号所を目指し松戸(12:55)を発車。常磐貨物線を経由して田端信号所に向かう、途中、新幹線や機関車が休む田端車両基地が車窓に現れる。車内では、あちこちで感動の声があがっていた。




田端信号所での運転停車は、当初の58分停車から大幅に短縮され15分程度の停車で発車の予定だ。車内を運転手さんと車掌さんがそれぞれ移動し列車折り返しの準備。
山手貨物線を行く、新宿を通過、大崎駅を経て蛇窪信号所(14:02)を通過、約30分遅れに回復。横須賀線から西大井を経て、新鶴見信号所に(14:13)到着。3分の停車ののち東海道貨物線を経て鶴見に停車後、大船を経て横須賀線の逗子を目指す。





逗子で折り返し、根岸線を経由し、桜木町(15:41)から高島貨物線を走行し、品川を目指す。15:48分頃この高島貨物線内で485系改造の「宴」とすれ違う。車内で歓声があがる。





なかなかの演出だ。高島貨物線とお別れし最後に、新鶴見信号所に停車し、時間調整ののち品川駅に到着する。鉄道関係者の運行調整のお陰で当初の計画通り16:14に到着することができ品川駅のホームに降り立った。



今回は、ここまで。東京駅地下で龍鐡氏と呑み鉄し、それぞれ東海道新幹線、北陸新幹線に乗り込み帰途についた。
ご訪問ありがとうございました。更新に時間がかかり申し訳ありません。今後ともよろしくお願いします。
これまで運行が遅延しているが、誉田駅では、折り返し運転もあり停車時間はそれなりに確保され7分間の停車と対向ホームでの撮影は安全面や他の乗客の迷惑になる可能性があり避けるよう案内があった。
扉が開くと一斉に車端部(先頭車・後尾車)に向かって人が流れる。光線の関係では、先頭車も後尾車も微妙な感じだ。
呑鉄朗、とりあえず両端へ行ってみる。記録写真程度にして、中間車のサロ485-1の撮影をする。この車両が唯一の485系列からの改造車だ。
案内とともに車内に戻り発車を待つ。案内は7分間の停車であったが、実際は運行の関係もあり11:15~11:28の停車となった。定刻の10:40から遅れること49分、新小岩信号所を目指して、列車は再び外房線の蘇我(11:36発)を経て総武本線を走行する。
車内では、ツアー客があちこちで昼食を摂り始める。もう昼前だ、呑鉄朗と龍鐡氏もそろそろ昼食にする、この列車では車内販売や販売ブースでの営業はない。そのため事前に麦酒を買い込んでおいた。
3号車には、車端に冷蔵庫が設置されており、空の状態だったが稼動して冷えていたため、麦酒はそこに預けておいた。
良く冷えた(缶)麦酒で乾杯!(今回は1回のみ)
列車は、快晴の空の下、マンションが乱立する中を走行していく。畳に座って流れ行く車窓を楽しみながら、片手に麦酒と、食がすすむ。呑鉄朗、至極のひととき。
列車は遅れながらも順調に進んできたが、市川駅手前(12:05)で先行列車との関係で、一時停車、再び走行、小岩を経て新小岩信号所に進入する。
ここで折り返すためしばらく停車する。線路の外では、多数の人が「ゆう」を撮影している。
新小岩からは常磐線の金町まで、時刻表などの路線図には記載されていない貨物線「新金貨物線」を走行する。
列車は10分停車の後、新小岩信号所を(12:20)出発する。金町まで地上の単線区間を進んでいく、途中踏み切りも設置されている。20分も走行しないうちに目的の金町に到着する、更に先の松戸(12:49)まで進み、ここで折り返す。
5分ほどの停車のあと、次の目的地田端信号所を目指し松戸(12:55)を発車。常磐貨物線を経由して田端信号所に向かう、途中、新幹線や機関車が休む田端車両基地が車窓に現れる。車内では、あちこちで感動の声があがっていた。
田端信号所での運転停車は、当初の58分停車から大幅に短縮され15分程度の停車で発車の予定だ。車内を運転手さんと車掌さんがそれぞれ移動し列車折り返しの準備。
山手貨物線を行く、新宿を通過、大崎駅を経て蛇窪信号所(14:02)を通過、約30分遅れに回復。横須賀線から西大井を経て、新鶴見信号所に(14:13)到着。3分の停車ののち東海道貨物線を経て鶴見に停車後、大船を経て横須賀線の逗子を目指す。
逗子で折り返し、根岸線を経由し、桜木町(15:41)から高島貨物線を走行し、品川を目指す。15:48分頃この高島貨物線内で485系改造の「宴」とすれ違う。車内で歓声があがる。
なかなかの演出だ。高島貨物線とお別れし最後に、新鶴見信号所に停車し、時間調整ののち品川駅に到着する。鉄道関係者の運行調整のお陰で当初の計画通り16:14に到着することができ品川駅のホームに降り立った。
今回は、ここまで。東京駅地下で龍鐡氏と呑み鉄し、それぞれ東海道新幹線、北陸新幹線に乗り込み帰途についた。
ご訪問ありがとうございました。更新に時間がかかり申し訳ありません。今後ともよろしくお願いします。
2018年01月21日
お座敷列車「ゆう」で行く貨物線の旅②
☆お座敷列車/急行「ゆう」池袋発品川行

東京駅で一旦途中下車し、地下鉄にて池袋駅を目指す。途中湯島天神に立ち寄り旅の安全を祈る。
集合場所は池袋駅北口と指定されている。日頃関東に縁の薄い呑鉄朗、指定場所が良く分からない。幸いにも旅行会社係員さんに巡りあうことが出来、集合場所を教えて貰うことができた。
今回この企画は、「クラブツーリズム株式会社」が主催(募集型企画旅行)する。受付場所には、多数の参加者が行列を作っていた。
本日は募集定員(130名)に対して、満員御礼、キャンセル待ち250名とのこと。これでも申し込み倍率は低い方とのこと。
受付が始まり、チェックを済ますと、改めて個人名が呼ばれ、関係書類が交付される。
行程表には、池袋発品川行と記載されている。・・・・普通なら山手線内回で約30分の行程だ。しかし、池袋から新宿を経て「山手貨物線」から「りんかい線」「京葉線」蘇我を経て「外房線」の誉田へ、唯一のドア開閉予定駅だ。ここで折り返し、再び「外房線」蘇我から「総武本線」の新小岩へ。ここで再び折り返し、「新金貨物線」で松戸へ。ここでまたまた折り返して、「常磐貨物線・常磐線」で田端信号所を経て、ここでも折り返し、「山手貨物線」で2回目の池袋から新宿、大崎を走行し、「東海道貨物線」「横須賀線」で逗子へ。
最後の折り返しで「根岸線」「高島貨物線」「横須賀線」で終点の品川に到着する、所要時間7時間強の行程が予定されている。
行程を見て、改めて楽しい企画だと感じる。そして車両の好きな呑鉄朗としては、運行の任にあたる、485系「RESORT EXPRESS ゆう」に興味を惹かれる。改造車で構成されており、6両中の5両の種車は189系、残り1両が485系である。しかし、形式は485系を名乗っている。全国で485系に乗車出来るチャンスはもうほとんどない、呑鉄朗は多分最後の乗車となるかも知れない、しっかり楽しみたいと思う。

添乗の方に案内され、池袋駅ホームへ、案内表示は「団体 8:59」と記されている。








赤羽方から(列車番号不明)「RESORT EXPRESS ゆう」(サロ485-1×6連)が入線してくる停車時間は僅か、すぐ乗車する。デッキから入ったところで靴を脱ぐ、畳敷きを歩く。
呑鉄朗と龍鐡氏の指定は、3号車の3番A/B席。・・・と言っても、畳敷きなので四角形の座卓が指定場所だ、鉄道好きの親子組と相席となった。


8:59発予定に3分遅れて、列車は発車した。新宿を経て渋谷で停車・・先の恵比寿で人身事故が発生したとのこと。詳細は分からないので、この先どのくらい遅延が発生するか予想がつかないが、行程に変更が生じることは必須だろう。


運転士さんもずっと運転再開の連絡を進行方向を見つめ待っている様子。
なかなか復旧しない状態に車内でも、先行きを不安視する声が聞こえてくる。ダイヤに心配がないと言えば嘘になるが、このお座敷という空間、かなり快適で止まっていても、乗り心地は悪くない。とりあえず、朝食をとることにする。テーブルもあるし窮屈な思いをすることもない。

途中案内があり、人身事故はホームから線路への転落で救出されたとのこと、死亡事故でなくて良かった。50分遅れで運転が再開される。

大崎駅に停車する、ここではドアの開閉はないが、乗客のための弁当が積み込まれる。
予定の9:15に遅れること47分、10:03に到着した。弁当業者の方々には、大変気の毒なことだ。直ちに積み込みが完了した。


列車は「りんかい線」を走行し10:17東京テレポート駅で1分間の運転停車、再び「りんかい線」を走行し新木場に到着。ここで予定の9:42に遅れること41分、10:23に到着した、徐々にではあるが、遅れが回復している。


列車は京葉線を走行し、進行方向右手には東京の海が見える、しばらく進めば東京ディズニーランド(舞浜駅)を通過する。進行方向左手には、東京スカイツリーも見え隠れしている。晴天の空の下、列車は軽快に進んでいく。



今回、ドアの開閉がある唯一の駅「外房線」誉田駅に到着する。

※本企画旅行についてのブログへの掲載は、主催社添乗者様から了解を得ています。
東京駅で一旦途中下車し、地下鉄にて池袋駅を目指す。途中湯島天神に立ち寄り旅の安全を祈る。
集合場所は池袋駅北口と指定されている。日頃関東に縁の薄い呑鉄朗、指定場所が良く分からない。幸いにも旅行会社係員さんに巡りあうことが出来、集合場所を教えて貰うことができた。
今回この企画は、「クラブツーリズム株式会社」が主催(募集型企画旅行)する。受付場所には、多数の参加者が行列を作っていた。
本日は募集定員(130名)に対して、満員御礼、キャンセル待ち250名とのこと。これでも申し込み倍率は低い方とのこと。
受付が始まり、チェックを済ますと、改めて個人名が呼ばれ、関係書類が交付される。
行程表には、池袋発品川行と記載されている。・・・・普通なら山手線内回で約30分の行程だ。しかし、池袋から新宿を経て「山手貨物線」から「りんかい線」「京葉線」蘇我を経て「外房線」の誉田へ、唯一のドア開閉予定駅だ。ここで折り返し、再び「外房線」蘇我から「総武本線」の新小岩へ。ここで再び折り返し、「新金貨物線」で松戸へ。ここでまたまた折り返して、「常磐貨物線・常磐線」で田端信号所を経て、ここでも折り返し、「山手貨物線」で2回目の池袋から新宿、大崎を走行し、「東海道貨物線」「横須賀線」で逗子へ。
最後の折り返しで「根岸線」「高島貨物線」「横須賀線」で終点の品川に到着する、所要時間7時間強の行程が予定されている。
行程を見て、改めて楽しい企画だと感じる。そして車両の好きな呑鉄朗としては、運行の任にあたる、485系「RESORT EXPRESS ゆう」に興味を惹かれる。改造車で構成されており、6両中の5両の種車は189系、残り1両が485系である。しかし、形式は485系を名乗っている。全国で485系に乗車出来るチャンスはもうほとんどない、呑鉄朗は多分最後の乗車となるかも知れない、しっかり楽しみたいと思う。
添乗の方に案内され、池袋駅ホームへ、案内表示は「団体 8:59」と記されている。
赤羽方から(列車番号不明)「RESORT EXPRESS ゆう」(サロ485-1×6連)が入線してくる停車時間は僅か、すぐ乗車する。デッキから入ったところで靴を脱ぐ、畳敷きを歩く。
呑鉄朗と龍鐡氏の指定は、3号車の3番A/B席。・・・と言っても、畳敷きなので四角形の座卓が指定場所だ、鉄道好きの親子組と相席となった。
8:59発予定に3分遅れて、列車は発車した。新宿を経て渋谷で停車・・先の恵比寿で人身事故が発生したとのこと。詳細は分からないので、この先どのくらい遅延が発生するか予想がつかないが、行程に変更が生じることは必須だろう。
運転士さんもずっと運転再開の連絡を進行方向を見つめ待っている様子。
なかなか復旧しない状態に車内でも、先行きを不安視する声が聞こえてくる。ダイヤに心配がないと言えば嘘になるが、このお座敷という空間、かなり快適で止まっていても、乗り心地は悪くない。とりあえず、朝食をとることにする。テーブルもあるし窮屈な思いをすることもない。
途中案内があり、人身事故はホームから線路への転落で救出されたとのこと、死亡事故でなくて良かった。50分遅れで運転が再開される。
大崎駅に停車する、ここではドアの開閉はないが、乗客のための弁当が積み込まれる。
予定の9:15に遅れること47分、10:03に到着した。弁当業者の方々には、大変気の毒なことだ。直ちに積み込みが完了した。
列車は「りんかい線」を走行し10:17東京テレポート駅で1分間の運転停車、再び「りんかい線」を走行し新木場に到着。ここで予定の9:42に遅れること41分、10:23に到着した、徐々にではあるが、遅れが回復している。
列車は京葉線を走行し、進行方向右手には東京の海が見える、しばらく進めば東京ディズニーランド(舞浜駅)を通過する。進行方向左手には、東京スカイツリーも見え隠れしている。晴天の空の下、列車は軽快に進んでいく。
今回、ドアの開閉がある唯一の駅「外房線」誉田駅に到着する。
※本企画旅行についてのブログへの掲載は、主催社添乗者様から了解を得ています。
2018年01月08日
お座敷列車「ゆう」で行く貨物線の旅①
☆寝台特急サンライズ「出雲」号東京行

通常貨物線と言えば貨物列車の専用線であり、旅客列車が走行することはほとんどないと思われるが、なんと団体専用列車で貨物線を巡る旅が一般販売されているとの情報。
今回も情報通の龍鐡氏からもたらされたもので、好評な企画のようで、申し込み倍率は相当高倍率になるとのこと。
運行される車両がお座敷列車「ゆう」とのことで、485系列一員だ。近年相次いだ485系列の引退にどれも別れを告げることが出来なかったこともあり、二つ返事で申し込みを希望した。
幸いにも申し込みが成立し参加出来ることとなった。2017年を締めくくるに相応しい旅に出る。
12月2日(土)



呑鉄朗と龍鐡氏は、深夜大阪駅のホームで出雲市発東京行5032Mサンライズ「出雲」を待っていた。
東京へ向かうのに利用しようと思うと、京都駅には停車しないので大阪駅まで出向く必要があった。遅い時間帯での大阪駅周辺では飲食に困ることなく、駅近くでほぼ出発時刻前まで餃子と麦酒を楽しんでいた。
ホームに列車接近のアナウンスが流れる。周囲を見渡すと、あちこちに列車を待つ乗客が。指定券のとりづらい列車となって久しいが、彼らもまた前売開始直後に購入したのだろうか。今回の指定席は、ノビノビ座席。これもやはり1ケ月前の発売開始日に入手したものだ。
岡山方から暗闇の中にヘッドライトが見えて来た。先頭はサンライズ「瀬戸」7連、続いてサンライズ「出雲」7連を併結している。14両の長い編成がホームに入線した。


到着は案内では定刻から3分の遅れである。撮影をした関係で、最後尾の1号車から乗車する5032M「瀬戸」「出雲」(モハネ285-202×14連)は定刻0:34に遅れて大阪駅を出発した。
B寝台個室で構成された1号車から2号車を通り、A寝台個室、二人用B寝台個室の3号車、更にB寝台個室の4号車を経て、5号車のノビノビ座席へ。指定は下段の5番B席すでに隣席の龍鐡氏は寝支度完了。ほぼ満席で周囲の乗客も休んでいる。

呑鉄朗は、とりあえず大津駅の通過までは起きているつもりだ。流れ行く車窓を見ながらWineで一人乾杯!暖房の良く効いた車内は暑いくらい。列車の走行音のみが聴こえてくる。



高槻、山崎と景色は流れていく。京都から山科を通過し、逢坂山隧道を抜け大津へ、時計はすでに1時を回っている。今年最初で最後となる寝台列車の旅を満喫出来た。
そろそろ寝床にはいる。今回の席は車両中央付近で乗り心地も良い。ロングレールのため繋ぎ目音もない。また座席とは言え、毛布も準備されているので、開放寝台みたいなもの、横になるとすぐに記憶はなくなってしまった。
ZZZ..
6時前目が覚める、列車はすでに東京近郊を走行している。車窓を見ると天候も良さそうだ。龍鐡氏も既にお目覚めの模様。
6時半頃に「おはよう放送」が流れ定刻にて走行していること、次の停車駅は横浜であることが案内された。
この夜行列車ならではの放送も、聴ける列車は現在、限られている。定期の夜行列車は、サンライズ「出雲」「瀬戸」のみである。

定刻6:45横浜に停車し、次は終点東京を目指す。車内の乗客は、すでに下車の準備をほぼ完了している。
見慣れた品川駅構内、新橋構内を通過し、定刻7:08東京駅8番ホームに到着した。







通常貨物線と言えば貨物列車の専用線であり、旅客列車が走行することはほとんどないと思われるが、なんと団体専用列車で貨物線を巡る旅が一般販売されているとの情報。
今回も情報通の龍鐡氏からもたらされたもので、好評な企画のようで、申し込み倍率は相当高倍率になるとのこと。
運行される車両がお座敷列車「ゆう」とのことで、485系列一員だ。近年相次いだ485系列の引退にどれも別れを告げることが出来なかったこともあり、二つ返事で申し込みを希望した。
幸いにも申し込みが成立し参加出来ることとなった。2017年を締めくくるに相応しい旅に出る。
12月2日(土)
呑鉄朗と龍鐡氏は、深夜大阪駅のホームで出雲市発東京行5032Mサンライズ「出雲」を待っていた。
東京へ向かうのに利用しようと思うと、京都駅には停車しないので大阪駅まで出向く必要があった。遅い時間帯での大阪駅周辺では飲食に困ることなく、駅近くでほぼ出発時刻前まで餃子と麦酒を楽しんでいた。
ホームに列車接近のアナウンスが流れる。周囲を見渡すと、あちこちに列車を待つ乗客が。指定券のとりづらい列車となって久しいが、彼らもまた前売開始直後に購入したのだろうか。今回の指定席は、ノビノビ座席。これもやはり1ケ月前の発売開始日に入手したものだ。
岡山方から暗闇の中にヘッドライトが見えて来た。先頭はサンライズ「瀬戸」7連、続いてサンライズ「出雲」7連を併結している。14両の長い編成がホームに入線した。
到着は案内では定刻から3分の遅れである。撮影をした関係で、最後尾の1号車から乗車する5032M「瀬戸」「出雲」(モハネ285-202×14連)は定刻0:34に遅れて大阪駅を出発した。
B寝台個室で構成された1号車から2号車を通り、A寝台個室、二人用B寝台個室の3号車、更にB寝台個室の4号車を経て、5号車のノビノビ座席へ。指定は下段の5番B席すでに隣席の龍鐡氏は寝支度完了。ほぼ満席で周囲の乗客も休んでいる。
呑鉄朗は、とりあえず大津駅の通過までは起きているつもりだ。流れ行く車窓を見ながらWineで一人乾杯!暖房の良く効いた車内は暑いくらい。列車の走行音のみが聴こえてくる。
高槻、山崎と景色は流れていく。京都から山科を通過し、逢坂山隧道を抜け大津へ、時計はすでに1時を回っている。今年最初で最後となる寝台列車の旅を満喫出来た。
そろそろ寝床にはいる。今回の席は車両中央付近で乗り心地も良い。ロングレールのため繋ぎ目音もない。また座席とは言え、毛布も準備されているので、開放寝台みたいなもの、横になるとすぐに記憶はなくなってしまった。
ZZZ..
6時前目が覚める、列車はすでに東京近郊を走行している。車窓を見ると天候も良さそうだ。龍鐡氏も既にお目覚めの模様。
6時半頃に「おはよう放送」が流れ定刻にて走行していること、次の停車駅は横浜であることが案内された。
この夜行列車ならではの放送も、聴ける列車は現在、限られている。定期の夜行列車は、サンライズ「出雲」「瀬戸」のみである。
定刻6:45横浜に停車し、次は終点東京を目指す。車内の乗客は、すでに下車の準備をほぼ完了している。
見慣れた品川駅構内、新橋構内を通過し、定刻7:08東京駅8番ホームに到着した。
2016年05月14日
呑み鉄plus/乗り鉄「紀伊半島」一周の旅2015⑭
☆ローカル気動車の連携にて帰途に着く

津で伊勢鉄道へ乗り入れる3006M特急「南紀6号」を下車し、亀山に向かう紀勢本線の列車に乗り換える。
接続しているのは、普通列車の930C(キハ11-302×2連)だ。JR東海色を纏った参宮線の伊勢市発亀山行である。この津で約20分の長時間停車で、後続の2914D快速みえ16号(鳥羽発名古屋行:伊勢鉄道経由)と3006M特急「南紀6号」(紀伊勝浦発名古屋行:伊勢鉄道経由)から亀山方面へ向かう乗客を待つ。
車内は、座席が埋まる程度の乗車率だ。呑鉄朗、BOXシートに着席することが出来たので、旅の余韻を楽しめそうだ。すっかり天気を取り戻した空の下、各駅に停車し列車は進む。
一身田、下庄と進み、津を発車してから約20分で終点亀山に到着する。

亀山駅は、JR東海とJR西日本の境界となる駅である。接続を待って関西本線を西へと向かう。
おおよそ30分で亀山発加茂行に接続している。名古屋方面へは、電化されており、電車が運用されている、一方、加茂方面へは、非電化区間で、気動車が運用されている。

ホームのベンチで列車を待つ。
加茂方から気動車がやってくる。折り返し運用となる、240D(キハ12014×2連)だ。

折り返しまで、僅か数分。多数の乗客が入れ替わる、この列車では、座席は確保できなかった。


16:11定刻に249D(キハ12014×2連)は亀山を離れる。JR東海からJR西日本の気動車を乗り継ぐ。目的地は、20km(営業キロ)先、途中の柘植駅である。


関、加太(かぶと)と続くが、加太~柘植間は通称「加太越」と呼ばれる勾配の難所である。途中には、中在家信号所が設けられ、つい10年ほど前まで、スイッチバックの設備が使用されていたところだ。


今は運用されていないので、列車はそのまま通過してしまう。



中在家信号所を抜け、柘植駅に到着する。

ここから草津・京都方面への草津線が分岐している。10分ほどの接続で柘植発京都行5373M(クハ111-5713×4連)が柘植を出発する。


旅の最後は、往年の名車113系近郊型車両だ。各駅で多数の乗客があり、すぐさま4両編成の車内は混雑した。
今回の紀伊半島一周の旅は、これにて終了した。 ~ 完 ~
津で伊勢鉄道へ乗り入れる3006M特急「南紀6号」を下車し、亀山に向かう紀勢本線の列車に乗り換える。
接続しているのは、普通列車の930C(キハ11-302×2連)だ。JR東海色を纏った参宮線の伊勢市発亀山行である。この津で約20分の長時間停車で、後続の2914D快速みえ16号(鳥羽発名古屋行:伊勢鉄道経由)と3006M特急「南紀6号」(紀伊勝浦発名古屋行:伊勢鉄道経由)から亀山方面へ向かう乗客を待つ。
車内は、座席が埋まる程度の乗車率だ。呑鉄朗、BOXシートに着席することが出来たので、旅の余韻を楽しめそうだ。すっかり天気を取り戻した空の下、各駅に停車し列車は進む。
一身田、下庄と進み、津を発車してから約20分で終点亀山に到着する。
亀山駅は、JR東海とJR西日本の境界となる駅である。接続を待って関西本線を西へと向かう。
おおよそ30分で亀山発加茂行に接続している。名古屋方面へは、電化されており、電車が運用されている、一方、加茂方面へは、非電化区間で、気動車が運用されている。
ホームのベンチで列車を待つ。
加茂方から気動車がやってくる。折り返し運用となる、240D(キハ12014×2連)だ。
折り返しまで、僅か数分。多数の乗客が入れ替わる、この列車では、座席は確保できなかった。
16:11定刻に249D(キハ12014×2連)は亀山を離れる。JR東海からJR西日本の気動車を乗り継ぐ。目的地は、20km(営業キロ)先、途中の柘植駅である。
関、加太(かぶと)と続くが、加太~柘植間は通称「加太越」と呼ばれる勾配の難所である。途中には、中在家信号所が設けられ、つい10年ほど前まで、スイッチバックの設備が使用されていたところだ。
今は運用されていないので、列車はそのまま通過してしまう。
中在家信号所を抜け、柘植駅に到着する。
ここから草津・京都方面への草津線が分岐している。10分ほどの接続で柘植発京都行5373M(クハ111-5713×4連)が柘植を出発する。
旅の最後は、往年の名車113系近郊型車両だ。各駅で多数の乗客があり、すぐさま4両編成の車内は混雑した。
今回の紀伊半島一周の旅は、これにて終了した。 ~ 完 ~