2018年04月29日

呑み鉄plus ~おとなびパスで行くJR西日本①

2018呑み鉄plus!
500typeeva741A①
平成30年を迎えて2ケ月が過ぎ寒は続くが少し春の色が見え隠れするようになった3月、今年最初の乗り鉄・呑み鉄に出掛けることに。
つるぎ703①
 事前に購入したのは、この冬発売されたJR西日本のおとなびパス。
同社管内の鉄道路線と智頭急行線および宮島航路が連続する3日間乗り放題、指定席は乗車前までに指定を受ければ6回まで利用可能で発売額24,000円であった。
 旅程は、富山を起点に金沢を経由して新大阪、山陽新幹線で小倉、岡山まで折り返し伯備線を経由して出雲市で宿泊、翌日鳥取経由で京都、翌々日富山へ戻る計画だ。
 出発2週間前の時点で乗車予定列車のうち倉吉〜京都間の「スーパーはくと10号」の指定だけが確保出来なかった。
 今回の目的の列車は、新大阪〜博多間を運行中の「こだま741号」で500系V2編成500TYPEEVA/エヴァンゲリオンプロジェクトと岡山〜出雲市を運行中の「やくも」で381系を満喫したい。
雪国から春の国へ
富山駅
北陸新幹線①
 3月2日朝、小雪のちらつく富山の駅前、先日からの寒さに比べれば随分マシになったとは言え、寒さはまだまだ厳しい。
出発は7:25発の北陸新幹線「つるぎ705号」の予定であったが、この冬の北陸線は風雪による運休遅延が頻発したため、今朝の天候を考えリスクヘッジも兼ねて1本前の6:42発「つるぎ703号」で旅を開始した。出発でしくじると旅程が大きく狂ってしまう。

 自動改札を抜けホームにあがるとすでに「つるぎ703号」は入線し出発を待っていた。車両はJR東日本の編成(E7系E7256×12連)がその任についている。このつるぎ号は、かがやき号やはくたか号と共通の編成であるが、編成中グランクラスなど4両は、乗車不可となっていて、8両分が営業に当てられている。
 呑鉄朗、この列車の指定は受けていないので、1〜4号車の自由席車両から空いていた3号車4番C席(通路側)に決めた。定刻に富山をあとにした。
つるぎ703車内①
 曇空の中を列車は進む、次第に空が明るくなってきた。進行方向左手の山側に見える山肌には、残雪が目立つ。一方右手の海側には日本海特有の雲が一面を覆っていたが、これも列車が進むにつれ時折晴れ間を見せるようになってきた。
つるぎ号のすべての列車は、富山〜金沢間に設定されており、各駅停車であるが途中の停車駅は新高岡のみ。この「つるぎ703号」は、休日の早朝であることもあり乗客は僅かである。3号車は数人で金沢到着を迎えた。
定刻7:05に到着すると、折り返し東京行きのかがやきとして運行される。非営業の4両は、すでに座席は東京方に整備済み、なるほど車内作業時間の短縮にも貢献していることがこの時分かった。
金沢駅
金沢駅②
 金沢到着時点で北陸線のダイヤが順調であることを確認出来たので、次に乗るサンダーバードは繰り上げしないことにした。
そのため1時間程度の滞在時間が生まれた、朝食をとっていないこともあり、ここでモーニングタイムとすることに。
駅構内を歩く和食党の呑鉄朗であるが珈琲にサンドウィッチに惹かれて、今日はベーカリーショップを選んだ。
モーニング
 金沢は、大阪方面のサンダーバードのほか名古屋方面のしらさぎの始発駅となっており、比較的時間に余裕をもって早めに入線してくるものが多い。次に乗車する「特急サンダーバード10号」も発車の20分前に入線の予定だ。
 ホームに立つと、1番線には681系「しらさぎ4号」が、2番線には「683系4000台サンダーバード10号」が横たわる。
しらさぎ4①
4010Mサンダーバード10①
 先行してしらさぎが出発し、それを追って「サンダーバード10号」が8:05に出発、さらに10分後にも「サンダーバード12号」が旅立っていく。
4010Mサンダーバード10②
 金沢を定刻通り発車した4010M特急「サンダーバード10号」大阪行(クロ683―4501×9連)は、途中福井、京都、新大阪の3駅しか停車しない速達型列車だ。現在、この速達型は定期列車48本中下り(金沢行)には2本、上り(大阪行)には4本設定されている。
4010Mサンダーバード10③
 この日の車内は、どの車両もほぼ満席で指定席は売り切れのため車内で自由席から指定席への変更は出来ない旨のアナウンスが流れた。
4010Mサンダーバード10車内②
 金沢を出発するとすぐ年配の旅行客らしい団体は、麦酒で乾杯にぎやかに宴会が始まった。呑鉄朗は、朝なので珈琲を楽しむことにした。
4010Mサンダーバード10車内①
 4010Mは、小松付近に差し掛かる。この辺りは、在来線に並行して北陸新幹線が建設中だ。
4010Mサンダーバード10車窓①
 空も次第に高くなり太陽が見え隠れを始めた。時折車内にも陽が差し込むようになり車内の温度も上昇気味だ。
4010Mは、北陸路を高速で南下していく。芦原温泉付近での車窓には、まだまだ平地にも雪が残っている。この冬の福井県は、特に豪雪であった。
4010Mサンダーバード10車窓②
 九頭竜川に差し掛かった頃、最初の停車駅となる福井への到着アナウンスが流れた。金沢から76 7km福井には8:47に到着する。福井で更なる乗客を加えて発車、次の停車駅1481km先の京都を目指し加速する。
 4010Mは、敦賀の手前の北陸隧道に差し掛かる全長は13km余り、高速で駆け抜け、そのまま敦賀を通過して、ループ線を越える。
近江塩津に到達し湖西線へと進入するともう滋賀県である、この辺りになると田んぼからほぼ雪が消えるようになった。
琵琶湖周辺の天候は、曇空重たい鉛色の雲だ。4010Mは定刻運転で湖西線を疾走する。
4010Mサンダーバード10車窓③
 京都に近い逢坂山隧道に差し掛かったところで、京都到着のアナウンスが開始された。
4010Mは定刻に2つ目の停車駅、京都に到着し多くの乗客が下車していった。
僅かな停車時間ののち、次の停車駅新大阪に向け発車、東海道線複々線の下り外側線を進む。本線を行く多数の列車とすれ違い新大阪に10:35に到着した。
4010Mサンダーバード10④
新大阪駅①
 大阪はどこにも雪はなく暖かい、もうすでに春を迎えていた。


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