2017年02月24日
呑み鉄plus/青春18きっぷ「赤券」で旅に出る④
☆18きっぷの旅/津山線北上②

岡山を出て全行程のほぼ半分強の福渡、ここでも下車客があり、車内は比較的空いた状態に、福渡を後にして弓削に停車し、次の亀甲へ向かう。車窓は山に囲まれた田んぼと日本家屋が流れていく。日本の昔のイメージが残っている地域だと思う。


亀甲駅(かめのこう)に停車、駅舎が亀をイメージした建物になっている。津山までの最後の停車駅である。周囲はにわかに霧が立ち込めている、ここからまたも霧の中を進む。



キハ40系唸るエンジン音が心地良い。大柄の車体がしっかりと線路を踏みしめてゆっくり進んでいく姿は、視界不良の中でも安心感を漂わす。
キハ40系グループは、国鉄の末期に製造された車両であるが、JR化後に車歴を重ねているので、引退する車両も増えてきている。すでにJR東海からは全数消滅している、またJR北海道でも報道によると、運用期間もそう長くはないようだ。


霧の中を進み、いよいよ終点の津山に到着する旨のアナウンスが流れる。進行方向右手には、津山運転区が視界に入る。
ここに、ノスタルジー編成を見ることが出来た。




3934D快速「ことぶき」は、58.7kmを1時間9分かけて終点津山に定刻10:53到着した。

岡山を出て全行程のほぼ半分強の福渡、ここでも下車客があり、車内は比較的空いた状態に、福渡を後にして弓削に停車し、次の亀甲へ向かう。車窓は山に囲まれた田んぼと日本家屋が流れていく。日本の昔のイメージが残っている地域だと思う。
亀甲駅(かめのこう)に停車、駅舎が亀をイメージした建物になっている。津山までの最後の停車駅である。周囲はにわかに霧が立ち込めている、ここからまたも霧の中を進む。
キハ40系唸るエンジン音が心地良い。大柄の車体がしっかりと線路を踏みしめてゆっくり進んでいく姿は、視界不良の中でも安心感を漂わす。
キハ40系グループは、国鉄の末期に製造された車両であるが、JR化後に車歴を重ねているので、引退する車両も増えてきている。すでにJR東海からは全数消滅している、またJR北海道でも報道によると、運用期間もそう長くはないようだ。
霧の中を進み、いよいよ終点の津山に到着する旨のアナウンスが流れる。進行方向右手には、津山運転区が視界に入る。
ここに、ノスタルジー編成を見ることが出来た。
3934D快速「ことぶき」は、58.7kmを1時間9分かけて終点津山に定刻10:53到着した。
2017年02月18日
呑み鉄plus/青春18きっぷ「赤券」で旅に出る③
☆18きっぷの旅/津山線北上①

岡山からは、津山線に乗換え津山を目指す。乗継時間が半時間程度あるので途中下車しモーニングを買い込む。
再び改札を受け、岡山駅9番ホームへ着くと、すでに2両編成の気動車が入線していた。
ノスタルジー編成を期待していたが、首都圏色の編成だった。



津山を目指すのは、3934D快速ことぶき(キハ4718×2連)だ。前身は、急行「砂丘」で智頭急行線が開通するまで、津山・因美線経由で岡山~鳥取間を結んでいた。編成は3両で構成され、キハ58系(キハ65系含む)で運用され、特筆すべきは、キロハ28の存在で、普通席とグリーン席を半分づつ備えていた。また一部区間では、腕木式信号が健在でタブレットが使用されていた。
智頭急行線が開業(1997年)と同時に岡山~鳥取間は特急「スーパーいなば」が受け持ち、急行「砂丘」は任を解かれることになったが、岡山~津山(智頭)間については、急行「つやま」また快速「ことぶき」として継承された。うち急行「つやま」は1往復で急行「砂丘」の車両が使用されたが晩年(2003年)キハ58系(キハ65系含む)の3両編成からキハ40系2両編成に置き換えられ快速「ことぶき」と大差がなくなり、最終的(2009年)に快速に統一された。列車愛称が付けられているのは、運行開始当時、指定席を備えていたからである。


同じホームの隣には吉備線の列車が到着し、旧国鉄色の気動車が並ぶ。ホームの設備は最近のものになっているが、車両は昭和時代を感じさせる。

さて、3934D快速「ことぶき」は、9:42の発車間際にはすでに満席となっていた。定刻に岡山を後にし、一路津山を目指す。車内は射し込む陽と暖房で暖かい、特に電車と違いディーゼルエンジンの廃熱利用による温水暖房は車両全体がやさしい暖かさに感じる。
快晴の空の下、3934Dは直線を加速していく、旧国鉄キハ40系なので今のJR気動車のような鋭い加速ではないが、唸るエンジン音が心地良い。運転席では、きっと出発・加速時に「変」、ある程度速度がのってきたら「直」、制限速度に到達したら「中」と操作し、停車駅の手前からブレーキを操作して安全に停止位置に止めることを励行している。
約3分ほどの走行で隣の法界院に停車する、ここで乗客が少し下車し、満席状態が和らぐ。法界院を出発すると、5つ先の金川まで通過する。呑鉄朗のボックスに座っていた人達は法界院で下車したので、現在ボックスは呑鉄朗のみ、車窓を眺めながら珈琲片手にモーニングにする。テーブルがないのが残念だが、これは車両が近郊仕様なので仕方がない。

車窓は、一級河川旭川が見え隠れしている。この旭川は、水源を朝鍋鷲ケ山とする延長142kmにおよぶ河川で、吉井川・高梁川と並んで岡山三大河川とよばれるそうだ。








3934Dは、津山線を北上していく、金川での上下車はほとんどなく、更に先に進んで福渡に停車。ここで3935D岡山行快速「ことぶき」と交換、あちらも首都圏色の2両編成だ。


岡山からは、津山線に乗換え津山を目指す。乗継時間が半時間程度あるので途中下車しモーニングを買い込む。
再び改札を受け、岡山駅9番ホームへ着くと、すでに2両編成の気動車が入線していた。
ノスタルジー編成を期待していたが、首都圏色の編成だった。
津山を目指すのは、3934D快速ことぶき(キハ4718×2連)だ。前身は、急行「砂丘」で智頭急行線が開通するまで、津山・因美線経由で岡山~鳥取間を結んでいた。編成は3両で構成され、キハ58系(キハ65系含む)で運用され、特筆すべきは、キロハ28の存在で、普通席とグリーン席を半分づつ備えていた。また一部区間では、腕木式信号が健在でタブレットが使用されていた。
智頭急行線が開業(1997年)と同時に岡山~鳥取間は特急「スーパーいなば」が受け持ち、急行「砂丘」は任を解かれることになったが、岡山~津山(智頭)間については、急行「つやま」また快速「ことぶき」として継承された。うち急行「つやま」は1往復で急行「砂丘」の車両が使用されたが晩年(2003年)キハ58系(キハ65系含む)の3両編成からキハ40系2両編成に置き換えられ快速「ことぶき」と大差がなくなり、最終的(2009年)に快速に統一された。列車愛称が付けられているのは、運行開始当時、指定席を備えていたからである。
同じホームの隣には吉備線の列車が到着し、旧国鉄色の気動車が並ぶ。ホームの設備は最近のものになっているが、車両は昭和時代を感じさせる。
さて、3934D快速「ことぶき」は、9:42の発車間際にはすでに満席となっていた。定刻に岡山を後にし、一路津山を目指す。車内は射し込む陽と暖房で暖かい、特に電車と違いディーゼルエンジンの廃熱利用による温水暖房は車両全体がやさしい暖かさに感じる。
快晴の空の下、3934Dは直線を加速していく、旧国鉄キハ40系なので今のJR気動車のような鋭い加速ではないが、唸るエンジン音が心地良い。運転席では、きっと出発・加速時に「変」、ある程度速度がのってきたら「直」、制限速度に到達したら「中」と操作し、停車駅の手前からブレーキを操作して安全に停止位置に止めることを励行している。
約3分ほどの走行で隣の法界院に停車する、ここで乗客が少し下車し、満席状態が和らぐ。法界院を出発すると、5つ先の金川まで通過する。呑鉄朗のボックスに座っていた人達は法界院で下車したので、現在ボックスは呑鉄朗のみ、車窓を眺めながら珈琲片手にモーニングにする。テーブルがないのが残念だが、これは車両が近郊仕様なので仕方がない。
車窓は、一級河川旭川が見え隠れしている。この旭川は、水源を朝鍋鷲ケ山とする延長142kmにおよぶ河川で、吉井川・高梁川と並んで岡山三大河川とよばれるそうだ。
3934Dは、津山線を北上していく、金川での上下車はほとんどなく、更に先に進んで福渡に停車。ここで3935D岡山行快速「ことぶき」と交換、あちらも首都圏色の2両編成だ。
2017年02月08日
呑み鉄plus/青春18きっぷ「赤券」で旅に出る②
☆18きっぷの旅/西へ②

701Kが姫路駅のホームに到着すると、反対側に1307Mが停車していた。
車両の目の前に到着したので、余裕で乗り継げたが1分はやはりリスキーだ。それなりの数の乗客が乗り継いだように思う。
姫路発新見行1307M(モハ113-2023×4連)は、転換クロスシートを備えた編成でまばらに空き席が残っており呑鉄朗も着席することが出来た。 すぐに姫路を発車し、岡山を目指す。
旧国鉄型の113系は、瀬戸内カラーの黄色を纏っているが、昔から馴染んだモーター唸らせながらの走行は健在だ。姫路から5つ目の駅、相生で赤穂線と分岐する。赤穂線は、播州赤穂、備前片上など海側を経由し、57.4km先の東岡山で再び山陽本線と合流する。
一方山陽本線は、上郡、三石、瀬戸など山側を経由し東岡山まで60.6kmある。相生を出てすぐ濃い霧の中を走行する。車窓は白一色となる。
有年を過ぎ上郡に停車、ここで乗客がまとまって下車し多少の空席が発生する。上郡は智頭急行線の分岐駅、半時間後に鳥取行きが接続している。
霧の中を1307Mは行く、すでに県境を越え岡山県内へ進んでいる、ところどころ陽が射すが霧はますます濃くなっていく、和気ではあたりは真っ白だった。万富で多数の乗客を迎える。







次の停車駅、瀬戸で6分間停車のアナウンス。後続の2071Dスーパーいなば2号の通過待ちだ。智頭急行線経由で岡山~鳥取間を2時間弱で結び、1日5往復運行されている、2071Dは霧の中から現れて高速で去っていった。




瀬戸を出ると、霧は晴れ晴天となった。日が射して車内が一気に暖かくなった。

定刻9:08に岡山駅1番ホームに到着し、ここで下車、1307M(845M)はこの先伯備線の新見を目指す。

701Kが姫路駅のホームに到着すると、反対側に1307Mが停車していた。
車両の目の前に到着したので、余裕で乗り継げたが1分はやはりリスキーだ。それなりの数の乗客が乗り継いだように思う。
姫路発新見行1307M(モハ113-2023×4連)は、転換クロスシートを備えた編成でまばらに空き席が残っており呑鉄朗も着席することが出来た。 すぐに姫路を発車し、岡山を目指す。
旧国鉄型の113系は、瀬戸内カラーの黄色を纏っているが、昔から馴染んだモーター唸らせながらの走行は健在だ。姫路から5つ目の駅、相生で赤穂線と分岐する。赤穂線は、播州赤穂、備前片上など海側を経由し、57.4km先の東岡山で再び山陽本線と合流する。
一方山陽本線は、上郡、三石、瀬戸など山側を経由し東岡山まで60.6kmある。相生を出てすぐ濃い霧の中を走行する。車窓は白一色となる。
有年を過ぎ上郡に停車、ここで乗客がまとまって下車し多少の空席が発生する。上郡は智頭急行線の分岐駅、半時間後に鳥取行きが接続している。
霧の中を1307Mは行く、すでに県境を越え岡山県内へ進んでいる、ところどころ陽が射すが霧はますます濃くなっていく、和気ではあたりは真っ白だった。万富で多数の乗客を迎える。
次の停車駅、瀬戸で6分間停車のアナウンス。後続の2071Dスーパーいなば2号の通過待ちだ。智頭急行線経由で岡山~鳥取間を2時間弱で結び、1日5往復運行されている、2071Dは霧の中から現れて高速で去っていった。
瀬戸を出ると、霧は晴れ晴天となった。日が射して車内が一気に暖かくなった。
定刻9:08に岡山駅1番ホームに到着し、ここで下車、1307M(845M)はこの先伯備線の新見を目指す。
2017年02月06日
呑み鉄plus/青春18きっぷ「赤券」で旅に出る①
「青春18きっぷ」旧国鉄時代末期に登場した企画切符、旧国鉄全線からJR会社線全線の普通列車等を乗り放題、春、夏、冬の期間限定の現在でもおなじみの乗車券だ。
現在は、マルス端末発行の緑色のものがおなじみであるが、一部には昔ながらの印刷による「赤券」と呼ばれるものがある。
今回、これまで取り扱ってきたJR西日本およびJR四国の一部の駅からも取り扱いがなくなるそうでこの冬期が「赤券」の最後となった。
滋賀県内のJR駅でも取り扱いがあるとのことで、駅で買い求めたところ運よく入手することが出来た。今回は、この「赤券」で呑み鉄することとした。
なお、通常の青春18きっぷと効力はなんらかわらないことを申し添えておく(笑)。
☆18きっぷの旅/西へ①
12月18日(日)
大津駅を発車する早朝の一番列車は、下り5:09野洲発姫路行701M普通列車(京都~西明石間快速・休日野洲発網干行701K)、上り5:40京都発米原行900M普通列車(休日同700K)だ。この呑み鉄シリーズでは、どちらも旅立ち列車の有力候補である。
まずの選択は、下り列車。JR西日本管内の気動車を楽しむ旅に出ることにする。
今回、計画したコースは、①大津~姫路701K②姫路~岡山1307M③岡山~津山3935D④津山~智頭678D⑤智頭~鳥取636D⑥鳥取~浜坂538K⑦浜坂~城崎温泉180D⑧城崎温泉~豊岡182D⑨豊岡~福知山444M⑩福知山~園部1154M⑪園部~京都282Mの一筆書き大回りである、距離にして約600kmの道のりとなる。岡山~豊岡までの区間が気動車で運行されている。
寒い朝だった。5時前に大津駅前に着いた、改札口はまだ閉じられたまま。おそらく10分程度前から改札が開始されると思われる。近くのコンビニに向かいで珈琲を仕入れる。
改札口で日付パンチを貰いホームへ。膳所方面から野洲発網干行701K(クハ222-1012×12連)が入線する、定刻5:09に発車、旅は始まった、すぐに逢坂山隧道に進入する。陣取ったのは1号車、乗客は10名程度、静かな車内には隧道の通過音がこだまする。
逢坂山隧道を抜け、山科に入るが、車窓はまだまだ暗い。線路の上を滑るような車輪の音が聞こえてくる、この瞬間は、まるで夜行列車のようだ。701Kは、京都から快速となり主要駅に停車していく、大阪では乗客が入れ替わり、また運転士が交代する。
先へ進んでも、まだ陽は昇らず暗いままだ、車内は電気暖房のみで、乗客もまばらなこともあり、少し寒く感じる。
三ノ宮手前まで進むと東の空が赤くなり始めた、まだ時計は6時半になっていない。三ノ宮に停車し、乗客が増える。ここで席はほぼ埋まった。
明石まで進んで明るくなった、瀬戸の海がよく見える。7時代にはいると、乗客も増え立ち客も出始めた。西明石以降は各駅に停車し進んでいく。
この701Kは、姫路で岡山方面新見行普通列車1307Mに接続するが、乗継時間はわずか1分。普段の計画なら乗継不可と考えてしまうが、平行する山陽新幹線で遅延の場合の回復も可能であったので、計画に組み入れた。
しかし、山陽本線の姫路~岡山間の編成数両は、呑鉄朗のイメージが3~4両だ(勝手な主観です。)現在、12両編成の先頭に陣取っているので、乗継には無理が生じるのは明らかだ。多分同一ホームによる乗継なので、階段を上り下りする必要はないはずだ。
早めに、編成の中央付近へ移動することにした。