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Posted by 滋賀咲くブログ at

2015年09月19日

呑み鉄plus/気動車を運転してみよう「明知鉄道」⑥

☆気動車を運転してみよう/出発進行!
グルメトレイン②


常用ブレーキ位置にハンドルを合わせると「圧力計」の針は、300kpaあたりを指している。正常だ。
つづいて運転台の中央付近にある2つのレバーを確認する。ひとつは「逆転機」で前進するために「前」の位置に操作する。パネルには「前進表示灯」が点燈する。また「変速機」も「変」の位置に操作する。パネルも点燈する。
最後に、しっかりデッドマン装置のペダルに足を乗せる。
出発準備が完了する。
(昔、流行った電車でGoとはやっぱり違うなぁ)
運転台①


各務運転士から出発よしの合図。
「出発進行!」と声をだし、右足でペダルを踏み汽笛を鳴らす。
マスコン②


「マスコン」を「1」に入れ、動き出す・・・動かない???なんで・・・、しまったブレーキ解除を忘れている。慌ててブレーキ解除。
ゆっくり車体が動き出す。感動の一瞬だ!速度が徐々にあがり始める。各務運転士から「明マスコン」を「2」に操作するよう指示が出る。
事前にすばやく操作するように説明を受けていたが、携わる仕事柄、操作はゆっくり確実に行うことが癖になっている呑鉄朗、やっぱりゆっくり操作してしまう。「1」と「2」に変速する間の位置で、エンジン音が変化する。すばやく操作するには、若干練習がいるかも知れない。

さて、速度は指定された10km/hを示している。ここでマスコンを戻す。
だこう運転を行い、車体は進んでいく。最後はブレーキ操作だ。ブレーキを操作してから利き始めるまでのタイムラグを感覚で掴むのが難しい。これは電車でGoで体験済(?)だが、実際の運転ではどうだろう。
基本操作は「一段制動二段緩め」と言われる操作法で、まずブレーキを通常の位置まで進め、利きに応じて緩めていき停止位置に合わせて止める。
コツは、緩める時に基のユルメ位置(ブレーキの解除の位置)に戻さないことだ。この位置まで操作してしまうと、始めのブレーキ操作で利いている空気圧が解除されてしまうので次にブレーキを操作しても、またタイムラグが発生する。
だから必ず、空気圧が利いている状態を続けることが必要だそうだ。
圧力計


停止位置表示が近づいてきた。ブレーキレバーを通常ブレーキ位置より手前に操作する。
・・・少し待って、ブレーキが利いてきたのが実感出来た。しかし、制動距離が伸びている、緩める必要はなさそうだ。
残念ながら停止位置表示を行過ぎて静かに停止。2m程度か。
各務運転士のコメントは「あせって急ブレーキにするより、静かにショックが少なく停止出来たので良いでしょう」とフォローしていただいた。
一連の操作の難しさを実感することが出来た。

もう一度チャンスがあったが、今度は僅かな上り勾配であることを考慮せず、かなり手前で停止させてしまい、再加速。・・・失格・・・。
運転体験区間150m


2回の運転操作を経て、まだまだ満喫したとは言いがたいが、今回はここまで。
最後に甲種内燃気動車/体験運転証明書を記念に受け取り終了。最後に寺道主任運転士、各務運転士からの挨拶には、参加者全員から大きな拍手が湧いた。
明知駅名票


呑み鉄plus/気動車を運転してみよう「明知鉄道」編~完~
呑み鉄plus


  


Posted by 呑鉄朗 at 21:29明知鉄道株式会社

2015年09月05日

呑み鉄plus/気動車を運転してみよう「明知鉄道」⑤

☆気動車を運転してみよう/実技開始
アケチ13⑥


 再び明智駅の車庫に戻り、午後の講義を待つ。昼から合流されるメンバーが来られる
(運転経験ありのベテランの皆様)歩いている姿にも貫禄が、一定回数を超えると明知鉄道から贈られる「帽子」がなんともいえない。
 まずは、車庫前でアケチ13号とともに「記念撮影」。総勢14名となりにぎやかになった。それぞれが思い思いのポーズでカメラにおさまる。
 
 記念撮影のあと、アケチ13号に乗り込む。いよいよ実技だ。寺道主任運転士から実技説明を受ける。
 「ブレーキ試験」、「ATSスイッチ操作」、「逆転機、変速機操作」、「ノッチ操作」など重要な操作を中心に説明を受ける。
 最も大切なことは、「安全」に「動かして」「止める」に尽きる。このことを理解して、運転に臨む。
 参加者に運転の順番が割り当てられる。運転は構内の150mの往復、明智から恵那方面(僅かな上り勾配)、恵那から明智方面(僅かな下り勾配)を体験する。
 各務運転士の模範運転の後、いよいよ各自の体験だ。
模範運転


 トップバッターは、経験回数の多い方々。流れるような操作・行動で運転をこなしていく。いかにも簡単そうに見える・・・(見えるだけ)。
 ベテラン体験者から初心者にバトンが渡ると、デッドマン装置の踏み忘れ、ATSスイッチの操作忘れ、発進時の汽笛忘れ、加速不良、ブレーキ操作が不適切で停止位置より手前での停止、また行き過ぎての停止、急停止など、多彩な行為が繰り返される。
 みなさんきっと誰もが「自分の時はうまく操作出来る」と自信を持って思っているに違いない。呑鉄朗もそう思っている。
運転体験R君


 いよいよ順番は、呑鉄朗の一人前のイケメン大学生R君。若いので呑み込みも早く、操作も上手い。明智から恵那方面(僅かな上り勾配)を運転する。少しブレーキ操作には苦労したようであるが、十分合格の範囲か?
 つづいて呑鉄朗の番である。今度は恵那から明智方面(僅かな下り勾配)を担当する。
運転台


各務運転士の指導のもと、手順に基づいて、まずは単体の気動車であるが両運転台仕様のため、どちらの運転台で操作するかを設定する必要がある。まずはブレーキハンドルをセットした後、運転台の右下にある切り替えスイッチにエンジンキーを差込に切り替えを行う。実はこの時点ではすでにエンジンは始動(アイドリング)したままの状態で実施している。次に、足元のブレーキコックを開けて、物理的操作を可能にする。続いて運転台の機関始動スイッチを入れ、マスコンを軽く「1」へ引く(ギアは接続していない)と少しエンジン音が変化する。
ブレーキコック


 いよいよ運転に向け「ATSスイッチ」を入れる。次に必ず行うのが「ブレーキ試験」である。空気で動作するため計器類の「圧力計」の指示に注意しながら、実際にブレーキを一番奥の「非常ブレーキ」の位置から手前に戻し、解除、再び通常ブレーキの位置を確認する。しっかり作動していれば「圧力計」の針が示してくれる。
呑鉄朗運転士①



  


Posted by 呑鉄朗 at 23:50明知鉄道株式会社