2015年01月06日
呑み鉄plus ~空鉄 関空発台北桃園エバー航空BR177~
番外編 台湾往路フライト

京都から関西空港連絡特急「はるか」(1021M 281系×6連)にて、関西空港へ向かう。
旅のテーマに基づき乗車後、缶ビールで「乾杯!」(1回目)をして呑鉄を開始した。特急「はるか」は、京都からおおよそ100km先の関西空港まで、雨模様の中の走行ではあったが快適な時間を過ごし定時に到着した。
新婚旅行以来、関西空港から出国するのは13年振りとなる。(と言うか海外へ行くのも一緒)
実は、今回のフライトには若干の不安がある、私は「耳管狭窄症」という鼓膜を挟んで外気と内気の気圧差の調整機能に難がある症状を持ち合わせていることだ。もしかしてフライト中に耳の痛さに耐えられなくなるかも知れない。台湾入国後最悪、病院に直行という事態も考えられる。何事も起こらぬよう祈りながら搭乗手続きに向かう。


関西空港から台北桃園空港までは、15:00出発予定のエバー航空(ANA共同運航便)BR177便に搭乗する。
エバー航空カウンターのチェックイン手続きには、30人ほどが列を作っている。家電製品や大きな荷物が目立つ
機内持込出来ない受託手荷物となるため、係員とのやり取りで時間がかかっている。大半が、帰国する人達だと後から知った。
一方、T氏と私の荷物は、列車旅行に備えてリュック1つとかばん1つの最低限にまとまっており、機内持ち込みの制限範囲内(持込手荷物)である。「手荷物を預けない海外旅行ははじめて!」とT氏・・私も同じである。
スムーズにチェックイン手続きが進むと思いきや、係員が何度も端末画面を確認している。「お客さま、お二人のお席がばらばらになりますので、ご一緒出来るか調整してみます。」
と告げると、席を外してしまった。
恋人同士でもないので、席が離れても問題ないけど・・と思っていると、しばらくして係員が戻ってきて「お二人一緒のお席をご用意できました。」と笑顔でチケットを発券してくれた。搭乗便は、ほぼ満席とのこと。受け取ったチケットには、「SEAT 20G(20F)」と記載されていた。
チェックイン手続きを終えると、台湾元(TN$)への両替に気が移った。関西国際空港内でも両替できるし、台湾到着後の桃園空港内でも両替可能だ。
数日前「黒田バズーカー」と呼ばれる黒田東彦日銀総裁の金融政策の追加発表がなされ直後からより外国通貨に対して円安が急加速した。
何気なしにニュースを聞き流していたが、いざ両替をしようとレートを見ると・・・旅行企画時の想定では、1元≒3.5円程度であった・・・目の前には、両替手数料込み1元=4.69円とある。両替のキャンペーンで▲0.5円が適用中とのことで、結局1元=4.19円での両替となった。
とりあえず約4万円分を両替し、9,600元を手にした。





手荷物検査を受け、出国手続きに向かう。「台湾方面は、日本人数人程度」と審査官から告げられる。搭乗便は、大半が台湾の人か外国人ということをこの発言から知った。
出国にかかるすべての手続きを終えたころには時刻は、14:00近かった。
現在のところフライト時刻は15:00の予定である。
航空機利用の最大の宿命である「待ち時間」、これを逆手にとったサービスとして、ラウンジサービスがある。
カード会社や航空機会社が運営しているもので、特別会員が利用出来るサービスとなっている。この特別会員という響きが心をくすぐる。
今回利用するのは、エコノミークラスであるので通常であれば、航空機会社のラウンジサービスを受けることはできないが、T氏がANAの特別会員(スーパーフライヤー)資格を所持しているので、ANAの運営するラウンジにお供させていただく。
受付カウンターを経て落ち着いた室内に進むと、一人掛けのソファーが空間にゆとりをもたせて、いくつも並んでいる。
私たちは、フライト情報の映し出される大きなディスプレイの近くの窓側に陣取った。
ここでも生ビールで「乾杯!」(2回目)、窓越しには、ANAの荷物車両などが見える、また朝から続く雨模様も一段落している様子だ。
おにぎりやサンドウィッチなどの軽食をいただきながら、二杯目は、Wineへ。次第に待ち時間を消化していく。
航空機の出発時間に合わせて、搭乗手続き開始(Boarding Time)のアナウンスがラウンジ内に流れる。
しかし、私たちの搭乗するエバー(EVA AIR)BR177便は、搭乗手続き開始時間の延期を告げている。2回の延期の案内の後、搭乗開始手続きが開始されたのは、15時近くであった。



キャビンアテンダントに迎えられて、機内に進み指定されたシートは、ビジネスクラス席のすぐ後ろの列であった。それは、エコノミークラスではあったが、プレミアムクラスのようであった。また、同クラス最前席で、広く足元の空間が確保され快適なシートであった。
頭上のBOXに手荷物を収納し、席に着いた。お隣は本日の便では、数少ない日本人であった。着席後、航空機は動き出し、予定時刻に約30分遅れて日本を飛び立った。
厚い雲を抜け明るい空の下、水平飛行に移行し順次供食が開始されている。
飛び立った直後は、耳の調子が悪くなったが高度10,000mでの水平飛行になるころから、
調子が回復し、普通に会話が聴こえるようになった。一安心。機内のアナウンスで台湾との時差等の案内や機長からのメッセージが届く。日本と台湾との時差は、+1時間、早速時計を変更する。
座席では、パーソナルTVで映画を見ることにした。草津温泉でロケされた「テルマエロマエⅡ」を選んだ。
しばらくして、供食の順番となった。白身魚のフライの食事とビールをオーダーする。
ここでも「乾杯!」(3回目)・・呑鉄+空鉄ということにしておこうか。
さて広い足元のおかげで乗り心地は快適であるが、たまに小さなお客さまがいらっしゃるようになった。ビジネスクラスの小さな乗客が、暇を持て余して機内を探索でもしているのか、足元をいったり来たり。可愛いので許しておこう。


順調なフライトが続き、台北桃園空港が近づいてきたころから、心配していた耳痛が発生した、しかも頭痛も同時発生だ。気圧の変化によるものだろう。地上に降りれば安定すると思うが、今は一刻も早く着陸して欲しい。
しかし、残念ながら混雑時間帯で、航空機は上空旋回を始めた。画面では、「テルマエロマエⅡ」が続いているが、耳の痛みに耐えるのが精一杯で見ている余裕がない。
着陸許可がおり、航空機が徐々に高度を下げる、ありがたい耳痛がどんどんましになっていく。そのまま台北桃園空港に着陸した。
・・ちなみに「テルマエロマエⅡ」は、最後まで見られなかった。(泣)・・
京都から関西空港連絡特急「はるか」(1021M 281系×6連)にて、関西空港へ向かう。
旅のテーマに基づき乗車後、缶ビールで「乾杯!」(1回目)をして呑鉄を開始した。特急「はるか」は、京都からおおよそ100km先の関西空港まで、雨模様の中の走行ではあったが快適な時間を過ごし定時に到着した。
新婚旅行以来、関西空港から出国するのは13年振りとなる。(と言うか海外へ行くのも一緒)
実は、今回のフライトには若干の不安がある、私は「耳管狭窄症」という鼓膜を挟んで外気と内気の気圧差の調整機能に難がある症状を持ち合わせていることだ。もしかしてフライト中に耳の痛さに耐えられなくなるかも知れない。台湾入国後最悪、病院に直行という事態も考えられる。何事も起こらぬよう祈りながら搭乗手続きに向かう。
関西空港から台北桃園空港までは、15:00出発予定のエバー航空(ANA共同運航便)BR177便に搭乗する。
エバー航空カウンターのチェックイン手続きには、30人ほどが列を作っている。家電製品や大きな荷物が目立つ
機内持込出来ない受託手荷物となるため、係員とのやり取りで時間がかかっている。大半が、帰国する人達だと後から知った。
一方、T氏と私の荷物は、列車旅行に備えてリュック1つとかばん1つの最低限にまとまっており、機内持ち込みの制限範囲内(持込手荷物)である。「手荷物を預けない海外旅行ははじめて!」とT氏・・私も同じである。
スムーズにチェックイン手続きが進むと思いきや、係員が何度も端末画面を確認している。「お客さま、お二人のお席がばらばらになりますので、ご一緒出来るか調整してみます。」
と告げると、席を外してしまった。
恋人同士でもないので、席が離れても問題ないけど・・と思っていると、しばらくして係員が戻ってきて「お二人一緒のお席をご用意できました。」と笑顔でチケットを発券してくれた。搭乗便は、ほぼ満席とのこと。受け取ったチケットには、「SEAT 20G(20F)」と記載されていた。
チェックイン手続きを終えると、台湾元(TN$)への両替に気が移った。関西国際空港内でも両替できるし、台湾到着後の桃園空港内でも両替可能だ。
数日前「黒田バズーカー」と呼ばれる黒田東彦日銀総裁の金融政策の追加発表がなされ直後からより外国通貨に対して円安が急加速した。
何気なしにニュースを聞き流していたが、いざ両替をしようとレートを見ると・・・旅行企画時の想定では、1元≒3.5円程度であった・・・目の前には、両替手数料込み1元=4.69円とある。両替のキャンペーンで▲0.5円が適用中とのことで、結局1元=4.19円での両替となった。
とりあえず約4万円分を両替し、9,600元を手にした。
手荷物検査を受け、出国手続きに向かう。「台湾方面は、日本人数人程度」と審査官から告げられる。搭乗便は、大半が台湾の人か外国人ということをこの発言から知った。
出国にかかるすべての手続きを終えたころには時刻は、14:00近かった。
現在のところフライト時刻は15:00の予定である。
航空機利用の最大の宿命である「待ち時間」、これを逆手にとったサービスとして、ラウンジサービスがある。
カード会社や航空機会社が運営しているもので、特別会員が利用出来るサービスとなっている。この特別会員という響きが心をくすぐる。
今回利用するのは、エコノミークラスであるので通常であれば、航空機会社のラウンジサービスを受けることはできないが、T氏がANAの特別会員(スーパーフライヤー)資格を所持しているので、ANAの運営するラウンジにお供させていただく。
受付カウンターを経て落ち着いた室内に進むと、一人掛けのソファーが空間にゆとりをもたせて、いくつも並んでいる。
私たちは、フライト情報の映し出される大きなディスプレイの近くの窓側に陣取った。
ここでも生ビールで「乾杯!」(2回目)、窓越しには、ANAの荷物車両などが見える、また朝から続く雨模様も一段落している様子だ。
おにぎりやサンドウィッチなどの軽食をいただきながら、二杯目は、Wineへ。次第に待ち時間を消化していく。
航空機の出発時間に合わせて、搭乗手続き開始(Boarding Time)のアナウンスがラウンジ内に流れる。
しかし、私たちの搭乗するエバー(EVA AIR)BR177便は、搭乗手続き開始時間の延期を告げている。2回の延期の案内の後、搭乗開始手続きが開始されたのは、15時近くであった。
キャビンアテンダントに迎えられて、機内に進み指定されたシートは、ビジネスクラス席のすぐ後ろの列であった。それは、エコノミークラスではあったが、プレミアムクラスのようであった。また、同クラス最前席で、広く足元の空間が確保され快適なシートであった。
頭上のBOXに手荷物を収納し、席に着いた。お隣は本日の便では、数少ない日本人であった。着席後、航空機は動き出し、予定時刻に約30分遅れて日本を飛び立った。
厚い雲を抜け明るい空の下、水平飛行に移行し順次供食が開始されている。
飛び立った直後は、耳の調子が悪くなったが高度10,000mでの水平飛行になるころから、
調子が回復し、普通に会話が聴こえるようになった。一安心。機内のアナウンスで台湾との時差等の案内や機長からのメッセージが届く。日本と台湾との時差は、+1時間、早速時計を変更する。
座席では、パーソナルTVで映画を見ることにした。草津温泉でロケされた「テルマエロマエⅡ」を選んだ。
しばらくして、供食の順番となった。白身魚のフライの食事とビールをオーダーする。
ここでも「乾杯!」(3回目)・・呑鉄+空鉄ということにしておこうか。
さて広い足元のおかげで乗り心地は快適であるが、たまに小さなお客さまがいらっしゃるようになった。ビジネスクラスの小さな乗客が、暇を持て余して機内を探索でもしているのか、足元をいったり来たり。可愛いので許しておこう。
順調なフライトが続き、台北桃園空港が近づいてきたころから、心配していた耳痛が発生した、しかも頭痛も同時発生だ。気圧の変化によるものだろう。地上に降りれば安定すると思うが、今は一刻も早く着陸して欲しい。
しかし、残念ながら混雑時間帯で、航空機は上空旋回を始めた。画面では、「テルマエロマエⅡ」が続いているが、耳の痛みに耐えるのが精一杯で見ている余裕がない。
着陸許可がおり、航空機が徐々に高度を下げる、ありがたい耳痛がどんどんましになっていく。そのまま台北桃園空港に着陸した。
・・ちなみに「テルマエロマエⅡ」は、最後まで見られなかった。(泣)・・
Posted by 呑鉄朗 at
07:03
│めざせ台湾国鉄全線踏破62時間編